自民党の萩生田政調会長は11日、記者団の取材に応じ、所属する安倍派のパーティー収入からキックバックを受けながら収支報告書に記載しなかった疑いについて、「すでに刑事告発されていて、報道によれば一部で任意聴取が行われている」として詳細な説明は避けつつ、「なるべく速やかに説明責任を果たしたい」と述べた。 【画像】キックバック裏金疑惑が浮上している安倍派中枢幹部6人の顔ぶれ また、岸田首相が萩生田氏を含む安倍派幹部に関して交代人事を検討していることについては、「今回のことが原因で閣僚やあるいは副大臣等がお辞めにならなきゃならない事態となるとすれば、私は政調会長の責任も同等に、またそれ以上に大きなものがあると思っている。人事は総理の専権事項でありますけれども、出処進退については自分で決めたいと思っている」と語った。