婚活アプリでAIがおすすめの異性をリコメンド、ChatGPTが恋愛リスクを説明する時代が到来しているが、日本において「結婚」とは、まだまだ昭和時代の概念に取り残されたままだという。いったい何が問題なのか。 【図を見る】『恋愛結婚の終焉』(光文社新書)より 「子どもは贅沢品」「結婚は嗜好品」「政府は全然分かってない。そもそも、〝結婚できる身分〞の人が少ないことのほうが問題なのに」 「子どもは『ブランドもの』みたいな贅沢品、結婚は『したい人だけがする』嗜好品でしょ。そんなことのために、自分が(財源を)負担させられるのは、納得いかない」 私が取材したZ世代の男女は、次々にそんな言葉を口にしました。2023年1月、岸田首相が「(’23年を)異次元の少子化対策に挑戦する年にしたい」と宣言し、最初の試案を提示した直後(同4月)のことです。 「子どもは贅沢品」は、’23年春ごろにSNSで話題となったワー