柿沢未途衆院議員の地元事務所から押収品を運び出す東京地検特捜部の係官ら=2023年11月16日午後11時16分、東京都江東区 4月の東京都江東区長選をめぐる買収容疑事件で、少なくとも3人の江東区議が東京地検特捜部の任意聴取に対し、自民党衆院議員の柿沢未途(みと)・前法務副大臣(52)側から約20万円ずつの現金を受領したと説明し、「区長選の応援を求める趣旨があると思った」と買収の趣旨まで認める供述をしていることが、関係者への取材でわかった。 【写真】「この薬が効くらしい」とは言ったが… 柿沢氏との一問一答 木村弥生・前区長(58)=辞職=が初当選した選挙について特捜部は16日、柿沢氏に対する公職選挙法違反(買収)容疑で、柿沢氏の江東区の事務所、複数の秘書や区議らの自宅を捜索した。
4月の東京都江東区長選で初当選した木村弥生区長(58)の陣営が選挙中に投票を呼びかける有料のインターネット広告を流した疑いがある事件で、地元選出の自民党衆院議員の柿沢未途(みと)法務副大臣(52)が朝日新聞の取材に対し、自身がネット広告の利用を木村氏側に勧めたと証言した。違法性の認識は、当時はなかったと説明した。 公職選挙法違反の疑いで捜査している東京地検特捜部は、陣営内の指示系統などを調べている。 柿沢氏は江東区全域を選挙区とする衆院東京15区の選出で、区長選では後援者の多くが木村氏を支援したとされる。 柿沢氏は取材に対し、木村氏の「陣営関係者」に「『ユーチューブ広告は効果があるからやった方がいい』と勧めた」と明らかにした。ただ、「何がアウトかという知識がなかった」として、当時の違法性の認識は否定。後で問題が報道されて違法だと気づいたと説明し、故意ではなく「過失」と述べた。 「私が勧めな
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