20、21日実施の毎日新聞世論調査で、次の衆院選で政権交代してほしいと思うかどうかを聞いたところ、「政権交代してほしい」との回答が62%に上った。「政権交代してほしくない」は24%、「わからない」は13%だった。 【グラフ】3カ月ぶり20%台 内閣支持率の推移 「政権交代してほしい」との回答は30代、40代、50代の7割弱。18~29歳、60代、70歳以上でも約6割あった。支持政党別では、立憲民主党支持層の9割強、日本維新の会支持層の約7割が「政権交代してほしい」とした。自民党支持層は8割弱、公明党支持層は約6割が「政権交代してほしくない」と答えたが、公明支持層では「政権交代してほしい」も3割弱あった。自民支持層では1割強。 自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた党内処分が「甘すぎる」と答えた人の74%が「政権交代してほしい」と回答した。自民の裏金事件対応への厳しい評価が、政権交代を
22日、国会で「納税は議員が判断」と鈴木財務大臣が驚きの発言をし、SNSで「鈴木財務相」がトレンドワードになった。確定申告の受付が始まり、国民の怒りは増している。 『#確定申告ボイコット』が話題 鈴木財務相「納税は議員が判断」に国民怒り ■議員個人の判断で追加納税をするのか22日の国会で、野党側が1枚のポスターを示した。 立憲民主党 大西健介衆院議員:『脱税は、犯罪。脱税者は、見つかる。査察官は、見つける』と書いてある。鈴木大臣、このポスターがまさに今、確定申告で税務署に行くと張ってあるわけですよ。『真面目に納税するのがばからしいよ』と思うのは私、当然じゃないかと思います。 大西議員は、自民党の裏金の中には課税対象になるものがあるのではないかと調査を要求。その上で、鈴木俊一財務大臣に「議員個人の判断で追加納税をするのか」と質問した。 鈴木俊一財務大臣:納税をするという方がもちろん可能性とし
■クレームに税務署アルバイト女性も困惑…税務署で働く女性(20代) 「『クレーム言われた時は職員に言って』とは言われていたが、やっぱり言いに来る人はいました。自分らに言われても怖いなっていうのはある」 こう話すのは、16日から税務署で確定申告の受付のアルバイトをしている女性です。書類を提出に来た男性から突然、こんな言葉を浴びせられたといいます。 税務署で働く女性 「『納税で自分らがこうやって確定申告を出しに来ているのに、なんで国会議員の人らは出さんの』みたいな。『国会議員が納めてないのに、何で自分らが納めないけんのや』みたいなことは言っていた。一言ボソッと言うかんじです」 クレームに困惑した女性。次のように答えるのが精一杯だったといいます。 税務署で働く女性 「『自分たちもそれは良くないとは思ってるけど』みたいなふんわりとした回答しかできないですけど、どこに言えばいいのか分からないから、税
毎日新聞は17、18の両日、全国世論調査を実施した。岸田文雄内閣の支持率は1月27、28日実施の前回調査(21%)比7ポイント下落の14%。調査手法が異なるため単純比較はできないが、旧民主党・菅直人政権末期だった2011年8月(15%)を下回り、麻生太郎内閣時代の09年2月(11%)以来、15年ぶりの低水準だった。不支持率は前回(72%)比10ポイント上昇の82%で、毎日新聞が内閣支持率の調査を始めた1947年7月以降で最高だった。 【写真特集】岸田内閣支持率、最低14% 自民党の支持率は前回(23%)比7ポイント下落の16%。第1次安倍晋三内閣時代の07年8月(17%)を下回り、自公政権下での過去最低となった。 内閣支持率は1月調査で8カ月ぶりの上昇に転じていたが今回は下落。岸田政権として過去最低だった23年12月の16%を割り込んだ。23年から続く自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件
自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティをめぐる裏金問題の渦中にある12月8日、田中真紀子元外務相が「今こそ政治改革―政治とカネ―」と題する集会を開いた。集会に参加した元検事の郷原信郎氏らとともに、真紀子氏は近く政治改革について提言をまとめ、各党に申し入れる考えだ。 元プレジデント編集長で作家の小倉健一氏は「裏金づくりに関与した安倍派幹部には少なくとも、離党、議員辞職、5年間公民権停止が必要だ」というーー。 私のころは20万円、いまは100万円 「みなさまこんにちは。聞こえますか、このドラ声が」とはじめた、記者会見は、強烈な政治批判になった。 「11年ぶりに永田町の土を踏みました。相変わらず空気がよどんでいるし、きな臭いし、暗い感じがするなと言うのが第一印象でした」 「特にこの間1カ月間に3人も副大臣らがクビになりました。消耗品じゃないですか、使い捨てですか。国会議員
総務相の辞表提出後、記者団の取材に応じる鈴木淳司氏=首相官邸で2023年12月14日午前9時44分、竹内幹撮影 自民党安倍派の裏金疑惑を巡り、14日に辞任した同派4閣僚の一人で愛知7区選出の鈴木淳司氏(65)は、初入閣からわずか3カ月で総務相を退くことになった。地元の自民議員からは「大臣就任で知名度は上がったが、逆風にさらされるだろう」と冷ややかな声も聞かれた。【酒井志帆、加藤沙波】 【図で解説】そもそも…今回の疑惑の構図 鈴木氏に対しては、安倍派の裏金疑惑が表面化して以降、地元では厳しい声が上がっていた。地元の自民議員の一人は「支援者から(鈴木氏の)ポスターをはがしてくれと言われていた」と明かし、「安倍派にいたから大臣になれたわけでもあり、安倍派に裏金疑惑が表面化した以上、共に辞任しなければ仕方が無い」と嘆いた。 安倍派の所属議員の中には、ノルマを超えて集めたパーティー券の収入分について
岸田内閣では官房長官ら4人の閣僚が交代し、初めての閣議が行われました。会見で閣僚らは「大変冷たい逆風」などと、厳しい現状認識を示しました。 (政治部・澤井尚子記者報告) 新たに就任した林官房長官は派閥の政治資金疑惑について、岸田総理が再発防止に向け取り組むと強調しました。 林新官房長官:「政策集団の件でございますが、(岸田)総裁ご自身がですね『党所属の国会議員とひざ詰めで議論を行いながら再発防止や問題点に対応していく』。今後党において、この方針に沿って具体化されていくものというふうに考えております。 斎藤新経産大臣:「大変厳しい冷たい逆風の中で、大臣になったっていう高揚感はみたいなものはありません」 坂本新農水大臣:「私自身、大臣としてしっかり襟を正して政治とカネの問題については、より厳しい姿勢で取り組まなければならない」 岸田総理は今後、政治資金規正法の改正なども視野に与党側との協議を始
自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り更迭される見通しとなった松野博一官房長官の後任の人選について、(1)菅義偉氏(衆院神奈川2区)が首相時の要職経験者(2)岸田文雄内閣の現職閣僚─の2系統を軸に進められていることが9日、複数の政府関係者の話で分かった。無派閥議員まとめ役の菅氏と縁が深い議員の起用で派閥色を一掃し、挙党一致をアピールする狙いがあるようだ。 菅氏関係では、菅内閣の官房長官・加藤勝信、厚生労働相・田村憲久、環境相・小泉進次郎(11区)、官房副長官・坂井学(5区)の4氏が浮上。加藤氏は長官として菅内閣の要に就き、その前後には厚労相も務めた。茂木敏充幹事長の派閥に所属し、茂木氏を支えて同派と党内の融和を保ってきた。田村氏は今年9月に岸田派に入会したがそれまでは無派閥。かつて茂木氏の派閥や石破茂元幹事長の派閥にも参加し党内人脈も広い。 小泉氏は報道各社の調査で次期総裁候補の上
こども政策担当大臣に抜てきされた女性閣僚の目玉、加藤鮎子衆院議員(44)。だが、地元の山形を丹念に訪ね歩くと、聞こえてきたのは、秘書の大量退職、スピード違反強要に“グレー”な戸別訪問……。表の顔からはうかがい知れない“ブラック鮎子”と事務所の惨状だった。 【写真を見る】イケメン旦那と選挙活動する「加藤鮎子」こども政策担当相 父は「総理にいちばん近い男」と呼ばれた「加藤紘一氏」 *** 「突撃なんてダメですよ!」 「大将なんだから!」 2000年11月20日、夜。ホテルオークラ東京で、森喜朗内閣への不信任案に賛成票を投じようとした“大将”を谷垣禎一衆院議員(当時)が必死の形相で押しとどめていた。 苦衷の表情を浮かべ、たたずむのは「政界のプリンス」と呼ばれ、総理候補だった宏池会会長・加藤紘一氏(61)=当時=。一世一代の大勝負を仕掛けたはずの大将は、涙をにじませ、ただただ唇をかみしめるしかなか
選対委員長に就任することになった小渕優子氏。あの“ドリル事件”から実に9年ぶりの要職での起用だ。復権を遂げた彼女だが、果たして政治資金はクリーンなものになっているのか。総力取材で徹底調査したところ――。 ▶役員は小渕だらけ ファミリー企業にも1400万円還流 ▶明治座から献金120万「疑惑の発火点」観劇会が復活 ▶夫はTBS編成局長、夢は次男を「総理にする」 ▶茂木幹事長の嫌がらせ「お前が松川るいを叱れ」 小誌記者は法人登記簿に記された住所を手に、目的の場所に向かった。 榛名山(はるなさん)の麓、群馬県のJR高崎駅から北西に車で15分。そこには、不動産会社が事務所を構えているはずだった。 ところが、該当の番地に存在していたのは、ただの倉庫。受付もなければ、郵便受けもない。一体、どうなっているのか。 近隣住民に尋ねたところ、 「10年ぐらい前はその不動産屋さんはあったけど、その後はずっと倉庫
秋本真利衆院議員(48)=比例南関東、自民党を離党=が洋上風力発電事業をめぐって「日本風力開発」(東京)の前社長から多額の資金を受け取ったとされる事件で、東京地検特捜部は7日にも、秋本氏を総額約6千万円の受託収賄容疑で逮捕する方針を固めた。競走馬の馬主組合の経費として受領した約3千万円に加え、中央競馬の個人馬主に登録する際に借りた約3千万円も賄賂と判断した。関係者への取材でわかった。 【写真】洋上風力発電事業をめぐる汚職事件の構図 適用する罪名は、同社の事業参入に有利な国会質問をしてほしいという依頼(請託)と、質問の見返りに受領した謝礼の趣旨が明確になったとして、8月の家宅捜索時の単純収賄から、法定刑が重い受託収賄に切り替える方針だ。同社の塚脇正幸前社長(64)については、在宅のまま贈賄容疑で調べる。
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