カープの現役選手のルーキー時代を、当時語っていた言葉と共に振り返っていく本企画。今回取り上げるのは、今シーズンの“復活”に期待がかかる、2016年のドラフト1位の岡田明丈。プロ1年目から一軍マウンドを経験した右腕が抱いていた課題と野望を振り返る。 ◆プロのレベルの高さを痛感し、立ち上がりの課題を修正 ドラフト1位の期待通り、岡田明丈のプロ生活は順調にスタートした。開幕一軍入りを果たすと、4月1日の巨人戦(マツダスタジアム)で初登板初先発。7回途中まで3失点に抑え、先発としてはまずまずの結果を示した。しかしその後も先発として試合をつくるも、プロ初登板から8試合連続勝ち星なし。勝ち星に恵まれない苦しい日々が続いた。 「まずまずの投球をしているのに結果がついてこないという点にもどかしさは感じましたが、黒田(博樹)さんや野村(祐輔)さんから、『次頑張れば大丈夫だよ』という言葉をかけてくださったので
広島先発岡田がプロらしからぬ四球連発で自滅した。初回に2四球で2失点。2回は先頭から連続四球の後、投手の寺原をストレートの四球で歩かせ満塁。太田に押し出し四球を与えたところで降板となった。1回0/3、6四球で6失点。「初回から思ったところに投げられず、引きずってしまった」とうなだれた。緒方監督は「今のままでは投げさせられない。2軍でしっかりやってもらうしかない」と降格を即断した。 チームは泥沼に迷い込んでいる。前日10日のヤクルト戦は延長10回の1イニングで12点失点し、開幕から4カード連続の負け越しが決まった。それを受け、練習前の野手陣の円陣で元選手会長の小窪が声だし役を務めた。「やられたら、やり返す!」と短い言葉で鼓舞した。 岡田も同じ思いだったが、責任感が手もとを狂わせたのか。今季初の4連敗で借金6、首位に5ゲーム差となった。 試練は続く。12日からの6日間で横浜→鹿児島→熊本と移動
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