成田空港騒音 国と運営会社提訴へ 茨城・稲敷や千葉 住民が被害訴訟団訴訟団の結成式に臨んだ住民たち=千葉県成田市土屋 記者会見で、成田空港の騒音被害を訴える「成田空港騒音被害訴訟団」の団員たち=千葉県成田市土屋 千葉県成田市の成田空港を発着する航空機の騒音問題を巡り、茨城県稲敷市など茨城・千葉の4市町の住民が26日、「成田空港騒音被害訴訟団」を結成した。国と同空港を管理する成田国際空港会社に対し、3月末を目途に夜間・早朝の飛行差し止めや損害賠償を求める訴えを千葉地裁に起こす。 同訴訟団によると、民間会社への飛行差し止め訴訟は全国初。同空港の滑走路延長などの機能強化により、茨城県でも騒音被害の拡大が見込まれ、参加した同市の男性は「夜にぐっすり眠らせてほしい」と訴えた。 訴訟団を構成するのは、一定の騒音基準値を超える地域に住む空港周辺の住民。同日までに、稲敷市と千葉県成田市、横芝光町、芝山町を中心に約130人が集まった。4市町以外の住民からも募っていく。 同訴
