在宅起訴されたことを受けて記者会見する大野泰正参院議員=東京都千代田区で2024年1月19日午後4時55分、幾島健太郎撮影 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、派閥から資金のキックバックを受けた清和政策研究会(安倍派)の2議員(いずれも離党)が在宅で立件された。2人はどんな議員なのか。 【図で解説】そもそも…疑惑の構図は 政治資金規正法違反で在宅起訴された大野泰正(やすただ)参院議員(64)=岐阜選挙区=は、1955年の保守合同による自民党結党を主導し、初代副総裁を務めた大野伴睦(ばんぼく)氏を祖父に持つ。父も元運輸相、母も元参院議員という政治家一族だ。伴睦氏は東海道新幹線の岐阜羽島駅を誘致したとの評価もあり、駅前には伴睦夫妻の銅像が建つ。 大野議員は起訴後、東京都内で記者会見を開き「政治資金収支報告書の作成は全て事務所スタッフに任せており、関与したことはない。検察と意見の相違があ