2020年8月、大阪府の吉村洋文知事の発言を機に、各地で市販のうがい薬が姿を消した。新型コロナウイルス対策に有効かのように発表し、使用を推奨した一件だ。物議を醸した効果について当時、吉村知事が期待を表明していた研究が最近、ひっそりと終了した。あの騒動から得られる教訓とは何だったのか。(辻田秀樹)
2020年8月、大阪府の吉村洋文知事の発言を機に、各地で市販のうがい薬が姿を消した。新型コロナウイルス対策に有効かのように発表し、使用を推奨した一件だ。物議を醸した効果について当時、吉村知事が期待を表明していた研究が最近、ひっそりと終了した。あの騒動から得られる教訓とは何だったのか。(辻田秀樹)
病床使用率が極めてひっ迫している大阪府。感染の急拡大によって厳しい状態が続く医療現場のいまを取材した。 「土日は戦争状態です。私は40年ほど救急病院の院長しておりますけど、こんな事態は初めて。大災害の時でもこんなことはなかった」と話すのは大阪・堺市の邦和病院の和田邦雄院長だ。 同病院で4日前(2月10日)に撮影された映像。 医療スタッフ「行きますよ、どうぞ」ベッドが空いた途端、70代の男性患者が搬送されてきた。 CTで肺を撮影してみると。「うわ、結構シビアやね」と驚く中川学・副院長。「今、画像見ましたけどね」「はい」(患者)「典型的なすりガラス状の状態です。だいぶ肺が進行していて肺炎の危機です」「そうですか」「呼吸がしんどなったら、早めに言ってください」 一方、同じ日に発熱外来に来た70代の女性も検査で陽性。こちらも中等症2だった。この病院ではコロナ患者用に中等症5床、重症3床を用意してい
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