中国の習近平国家主席が沖縄について発言したと中国共産党機関紙、人民日報が報じたことは、沖縄県内でも波紋を広げている。識者からは「友好の証し」と歓迎する声がある一方、「沖縄問題で揺さぶりをかけている」と危惧する声も強い。習氏の発言は、7月に訪中予定の玉城デニー沖縄県知事を意識したともみられ、玉城氏の対応も問われそうだ。 中国共産党機関紙、人民日報は6月4日付1面で、習氏が古書などの歴史資料を収蔵する中国国家版本館(北京市)を1日に視察した際の様子を伝え、その中で習氏が琉球と中国の交流に言及したと報じた。 職員から「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)とその付属島嶼(とうしょ)が中国の版図に属すると記録」したという明代の古書の説明を受けた習氏は、福建省福州市での勤務時代を振り返り「福州には琉球館、琉球墓があり、琉球との交流の根源が深いと知った」と発言。明代に福建から琉球へ渡来した「閩(びん)人(久米
自民党の安全保障調査会であいさつする中国国際戦略学会幹部の孫建国氏(右)=23日(矢島康弘撮影)自民党安全保障調査会(会長・小野寺五典元防衛相)が23日に行った中国人民解放軍元副総参謀長の孫建国氏との会合で、孫氏は台湾問題について「米側があおっている」と主張し、米国を「狼」になぞらえて日米同盟にくさびを打とうとした一方、日中間の緊張がエスカレートする事態には日本と同様に懸念する姿勢も示した。会合でのやり取りは冒頭以外は非公開。中国軍元幹部は日本の元防衛相らに何を語ったのか。 「関係正常化に向けて歩み出す努力をしたい。真っ向から衝突する分野も喜んで意見を交わしたい」 会合冒頭、孫氏は複数の防衛相経験者を含む防衛族議員たちに穏やかな口調で呼びかけた。孫氏は原子力潜水艦艦長歴もある元海軍上将。自衛隊の統合幕僚監部に当たる中国軍総参謀部(現統合参謀部)のナンバー2だった人物だ。
防衛省は6日、中国海軍のフリゲート艦1隻が沖縄の与那国島と台湾の間を通過し、尖閣諸島の魚釣島の西の海域を北上するとともに、情報収集艦が沖縄本島と宮古島の間の海域を通過したと発表しました。 発表によりますと、このフリゲート艦は4月3日に別のミサイル駆逐艦とともに沖縄本島と宮古島の間の海域を通過して東シナ海から太平洋に進出していました。 ミサイル駆逐艦は4日にかけて先島諸島周辺を回るように航行していますが、このフリゲート艦も5日午後10時ごろに与那国島の南80キロの海域で確認されたあと、島と台湾との間の海域を北上し、6日には魚釣島の西およそ80キロの海域を北に進み、先島諸島を回るように航行した形です。 一方、5日午後11時ごろ、久米島の西およそ60キロの海域で中国海軍の情報収集艦1隻が確認され、その後、この艦艇は沖縄本島と宮古島の間の海域を抜けて、太平洋に出ました。 防衛省・自衛隊は、いずれの
【石垣】陸上自衛隊石垣駐屯地について、石垣市と沖縄防衛局、駐屯地が住民向けに開いた説明会。会場となった約千人収容の石垣市民会館大ホールは、空席が目立った。質疑応答では市民からの質問に沖縄防衛局や駐屯地側の担当者は「具体的に決まっておりません」など歯切れの悪い返答をする場面も。市民からは「これまで丁寧に説明すると言ってきたじゃないか」と厳しい声が上がった。一方「納得できた」と説明会を評価する声もあった。 午後6時をまわり「石垣駐屯地開設説明会」と書かれた看板の横を、親子連れや高齢者が通り会場に入って行った。 舞台の左下に、中山義隆市長や防衛局、駐屯地の責任者らが座り、開始予定時刻通りの同6時半に説明会が始まった。 質疑応答では、10人ほどの市民が質問した。ある男性は自衛隊配備に賛成の立場としつつ、相手基地に届く長射程ミサイルについては「賛成の人でも反対するのではないか」と疑問視した。 防衛省
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