昼間の歌舞伎町を歩く男性。ホストとして働いていたころを苦々しい表情で語った=東京都新宿区で2023年12月、春増翔太撮影 人の価値は、全て金で決まる。そんな価値観が横行する世界に耐えられなかった。東京・歌舞伎町でホストとして働いていた男性(23)は11月末、追われるように業界を去った。未知への興味で飛び込んでから4カ月、違法行為を促され、最後は理不尽な借金を背負わされたという。「客のことも、働く者も使い捨てていく業界だった」と、その日々を明かした。 【写真】「キャッチ」の際、口にしてはいけないことを記した男性のメモ ◇「風俗に行かせたら?」 ホストになって2カ月目、自分に会いに来てくれた女性客を店から送り出し、その姿が見えなくなった時だった。隣にいた先輩が言った。 「あの子、風俗か何かに持って行った方がいいんじゃない?」 「そういうことも考えた方がいいよ」 絶句した。 その客は、ホストにな
「悪質ホストクラブの問題、これは警察庁としても、極めて深刻な問題であるというふうに認識をしています」 【画像】トクリュウが行っている売掛金の回収や、風俗業へのあっせんは「違法性がある」と犯罪ジャーナリスト 石原行雄氏 28日、東京・歌舞伎町で取材陣に対してそう語ったのは、日本の警察組織のトップである、露木康浩警察庁長官です。 警察庁 露木康浩 警察庁長官: 女性に借金を負わせて、売春をさせて、資金を得させるという非常に卑劣な営業手法、悪質ホストクラブの営業手法に対しては、徹底的にあらゆる法令を駆使して、取り締まりをする。 この日、露木長官が歌舞伎町を訪れた理由は、ホストクラブの視察。 さらに、「立ちんぼ」と呼ばれる売春相手を探す女性たちが立っている、大久保公園周辺にも足を延ばし、その目で実態を確かめていました。 警察庁の長官が歌舞伎町を視察するのは、2005年以来、実に18年ぶりです。 警
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