自民党の森山裕総務会長は19日、長崎市を訪れ、党県連役員と意見交換した。党派閥の裏金事件を受け、地元議員から「党員の確保が難しい」「議員が私腹を肥やしていると思われている」と厳しい声が上がった。森山氏は信頼回復に向けて「不断の努力をする以外にない。意見を持ち帰り、今後の改革の柱にする」と述べた。 【写真】衆院予算委の集中審議で答弁する岸田首相 意見交換会は裏金事件を受け、党本部が全国で開催している「政治刷新車座対話」。冒頭の森山氏のあいさつ以外は非公開とした。 県連の古賀友一郎会長によると、地元議員15人が参加。約1時間の会合で全員が意見を述べた。「政治とカネ」の問題を巡る話題が大半を占めたほか、一部区間で整備方針が未定の九州新幹線西九州(長崎)ルートなど地域課題についても意見が出たという。 4月の衆院長崎3区補欠選挙で不戦敗となったことについて、自民党から候補者を擁立すべきだったという意