今年に入り、三浦春馬さん、芦名星さん、藤木孝さん、竹内結子さんと俳優の訃報が続いている。全員が役者として、大きな仕事を任されるような一流俳優だ。 【写真】竹内さん自宅周辺に集結した報道陣 このコロナ禍で俳優を取り巻く環境は激変した。 「表現する場を失い〝役者としてどうあるべきか〟は、みな考えた。もしかしたら、このまま芝居から距離を置く役者も現れるかもしれない。コロナ禍はそれだけ大きい。今後、俳優を取り巻く環境が以前のように戻ることはない。どうなっていくか、見通しは立たない」(映画関係者)と業界全体が自問自答する時期が続いていた。 誰もが認める実力派俳優も、今年に行われたある舞台あいさつの場で「(コロナ禍で自宅待機が続き)役者として自信がなくなりました。これが明けても仕事があるのかな、と。仕事のオファーがあっても『また中止になるのかな』と思って、断っていた」と本音を吐露していたこともある。