深刻な経済危機に陥ったスリランカの債務問題の解決に向けて、債権国が協議する初めての会合が開かれ、スリランカを救済するための返済条件の変更などで、早期の合意を目指すことで一致しました。 スリランカは財政政策の失敗などで急激な通貨安やインフレに見舞われ、2002年4月以降、対外的な債務の支払いを停止しています。 スリランカの債務問題の解決に向けて、4月、日本などが主導する形で債権国が返済条件の変更などを協議する新たな枠組みが発足し、初めての協議が日本時間の9日、オンラインで開かれました。 協議ではスリランカ側から経済財政改革を進め、債務の返済に取り組む意向が示されました。 これを受けて、会議では、スリランカの救済に向けて、それぞれの債権国が返済条件をどのように変えていくのかなど、早期に協調して決めていくことで合意したということです。 一方で、スリランカに対する最大の債権国とされる中国は、正式な