大阪府豊中市が今月から市立小全39校の開門時刻を繰り上げ、保育園並みの午前7時から子どもを受け入れる事業を始めた。子どもの小学校入学で働きづらくなった親を支援するのが狙いで、東京都三鷹市や横浜市などの都市部で同様の動きが出ている。「教員の働き方改革」に逆行しないよう、警備会社に見守りを委託するが、導入が広がるには財源確保が課題だ。(長沢勇貴) 【地図】大阪府 校門前、以前は行列 「仕事が朝8時からなので本当に助かります」 今春、長男(6)が豊中市立桜塚小に入学した保育士(35)は午前7時15分過ぎ、長男の手を引いて自宅を出る。午前7時半前には学校に長男を届けて職場に向かう。