『SRサイタマノラッパー』シリーズや『AI崩壊』の入江悠監督による映画『あんのこと』は、2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフにしている。杏役を務めたのは、TBSドラマ『不適切にもほどがある!』でも熱演が話題となった河合優実。脇を固めるのは、佐藤二朗と稲垣吾郎と豪華布陣だ。今回、自身も映画監督として活動する文筆家の戸田真琴さんに本作のレビューをお願いした。 文・戸田真琴 文筆家・映像作家・元AV女優「いちばんさみしい人の味方をする」を理念に活動中。著書に「あなたの孤独は美しい」(竹書房)、「人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても」(角川書店)、「そっちにいかないで」(太田出版)、監督作に映画「永遠が通り過ぎていく」がある。 Instagramはこちら X(旧twitter)はこちら 事実を、そのままに見据えること2024年、新型コロナウイルスのパンデミック発生から4年の月