自民党内で、党総裁でもある菅義偉首相の求心力低下が目立ち始めている。 菅首相の長男・正剛氏にまつわるスキャンダルが拡大。正剛氏らによる総務省の高級接待問題を巡り、NTTの澤田純社長も同省幹部らと会食していたことが発覚したのだ。文春オンラインは3日、内閣広報官を辞職した山田真貴子氏や懲戒処分を受けた谷脇康彦総務審議官を含む数人を澤田氏らが接待していたと報じた。NTTは「会食を行ったことは事実」と認めた上で、日時や金額などの詳細は調査中としている。 【写真】録音音声で名指しされた自民党のイケメン議員 澤田氏は昨年6月、当時は総務審議官だった山田氏らと計4人で会食し、約20万円の代金のうち山田氏ら同省幹部2人は1万円ずつしか負担しなかった。澤田氏は2018年9月にも谷脇氏と会食している。ちなみに会計額は9万円弱。庶民には手が届かない高額接待だった。 衆院議員の任期満了が10月21日に迫る危機感か
総務省のキャリア官僚に対する度重なる接待が問題視された「東北新社」は2月26日、二宮清隆社長が辞任し、接待を行っていた菅首相の長男を含む幹部3人の役職を解く処分を行ったことを発表した。長男は退社を申し出ているという。東北新社の創業者は菅首相のスポンサーで、その一族がトップを務めてきたが、それも終わることになる。 「長男接待問題」で「更迭」された総務省幹部 *** 後任の社長には中島信也副社長が就任したことが発表された。 広告代理店の幹部に聞くと、 「中島さんは広告クリエイティブ業界では超がつく有名人です。日清カップヌードルの『hungry?』や小便小僧が印象的なサントリーの『DAKARA』、宮沢りえと本木雅弘のサントリー『伊右衛門』など、誰もが見たことのあるCMシリーズを手がけてきました。実績はもちろん副社長という意味ではいつ社長になってもおかしくはなかったんですが、東北新社はファミリー経
本誌の直撃取材に答える、ダンディな白髪の男性――。彼はかつて『NHKニュース10』のメインキャスターを務めていた、今井環氏(68)だ。 【直撃写真】菅首相長男“東北新社コネ入社”のキーマン2人「久米宏のライバル」「首相の弟」 久米宏(76)を擁する『ニュースステーション』(テレビ朝日系)に対抗してスタートした『ニュース10』。そこに抜擢された後、NHKの理事にもなった今井氏を今回、直撃したのには理由がある。 「じつは今井さんは、渦中の東北新社で『顧問』に就任しているんです。しかし役員一覧などに名前はなく、公表はされていません」(政界関係者) 東北新社は、衛星放送事業などをおこなっている企業。現在、菅義偉総理(72)の長男・正剛氏が “コネ入社” し、総務省幹部に高額接待を繰り返していたことが明らかになり、日本中を騒がせている。なぜ、その企業に今井氏が「顧問」として関わっているのだろうか。放
笑顔を見せても表情が歪んでいる。熱心に話しても、モゴモゴと口ごもって聞こえる。きっと不器用なのだ。でも国民はいま、そんな陰気なオーラのリーダーを求めていない。気分が滅入ってしまう。 「菅さん、あなたに総理はムリだったね」全国民が思っていること 官邸内の暗がりの中に、落ち武者のような菅義偉総理の姿が、白く淡いライトを浴びて、ぼうっと浮き上がる。 「ニヤァ」 そして菅は、チラチラ左右に目を泳がせながら幽鬼のように笑う。いや、笑ってはいないのかもしれないが、そう見える。 全国民が感じてしまう、菅という男の耐えがたい暗さ―。 異様な姿を見かねたのか、ついに二階俊博幹事長が横から口を出し、叱咤激励したという。 「おい、街頭演説するような気持ちでしゃべれ!」 二階派議員の一人がこう語る。 「最近、菅総理は会見時に、原稿が目の前に表示されるプロンプターを使用し始めた。実は、二階さんが『それ、いいじゃない
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