テレビ局が放送した競技中の女性アスリートの画像をインターネットサイトに無断で掲載したとして、警視庁保安課が自営業の男性(37)を著作権法違反容疑で9日に逮捕していたことが捜査関係者への取材で判明した。競技中の選手の画像や動画が性的な目的でネット上で拡散されるケースが増えており、スポーツ団体などは被害防止を訴えていた。 捜査関係者によると、逮捕容疑はテレビ番組で放送された女性アスリートの映像から抜き出した静止画像を自身が運営するアダルトサイトに無断で掲載し、テレビ局の著作権を侵害したとしている。 競技中のアスリートの画像や動画を巡っては、日本オリンピック委員会(JOC)などのスポーツ関係7団体が2020年11月、競技会場における性的な目的での盗撮に加え、ネット交流サービス(SNS)などでそうした画像などに淫らな言葉を加えて投稿・拡散されるケースが相次いでいるとして、被害防止を訴える声明を発表