2022年シーズン、阪神の開幕投手を務めた藤浪晋太郎。再びタテジマに袖を通す日が来るのか=2022年3月25日、京セラ(松永渉平撮影) もはや進退窮まった米大リーグ、メッツの藤浪晋太郎投手(30)に救いの手を差し伸べるのは、古巣の阪神しかないのではないか。受け皿がどこにもない現状で、新たな動きが何もなければ、藤浪の選択肢は現役引退しかなくなってしまう気がする。 【写真】なんでここにいるの…?ブルペンで投球する藤浪晋太郎を見つめる阪神新人選手たち ■3Aで防御率14.09 藤浪の負傷者リスト(IL)入りが発表されたのは13日(日本時間14日)。理由は右肩の張りだった。期間は通常ならば最短15日間だが、今回のケースは通常の扱いとは明らかに違う。メッツは悩める右腕を傘下の3Aシラキュースからメジャーに昇格させた上で、そのまま負傷者リストに入れたのだ。 3Aで9試合に登板し、防御率14・09の投手