貸金業法違反の罪に問われている元公明党・衆議院議員の遠山清彦被告の裁判で、検察側は11日、遠山被告に懲役2年、罰金100万円を求刑しました。 元公明党の衆議院議員で財務副大臣を務めていた遠山清彦被告は、日本政策金融公庫と借り手との融資契約をめぐり、無登録で融資の仲介業務を繰り返したとして、貸金業法違反の罪に問われています。 11日午後からの裁判で、検察側は「議員や副大臣という公職の立場にあった被告人が、その影響力を背景に犯行に及んだ」などと指摘し、遠山被告に懲役2年、罰金100万円を求刑しました。 先月の初公判で、遠山被告は起訴内容を認めた上で、「自身の行いはもとより、政治不信を招いたことを深く反省しています」と述べていました。