計304人分の個人情報が漏えいした事件への対応を問われた野川本部長は「(逮捕された元巡査長が)業務を円滑に進め、組織での評価を高める目的で情報漏えいした」とし、従来の公表内容を繰り返すにとどめた。その上で「適正な業務評価で勤務意欲を高め、帰属意識の醸成を図る。その根幹となる良好な人間関係の構築に取り組むことこそ、抜本的な再発防止策になる」と強調した。 角野議員は「組織の根幹に関わる極めて重大で由々しき事態だ。多くの疑問が残り、野川本部長の答弁に納得できる県民は本当に少ない」と指弾した。 同日は県民連合の湯浅慎太郎議員(姶良市区)も代表質問し、「県警の信頼は地に落ちたと言わざるを得ない状況だ」と言及。県警を管理する県公安委員会の増田吉彦委員長に見解を求めた。増田委員長は「極めて深刻な状況だと受け止めている」とした上で「野川本部長に対し、警察に期待される役割を改めて認識し、失墜した信頼の回復に