衆院東京15区補選を巡り、乙武洋匡氏(48)陣営の街頭演説を大音量で妨害したとして、公選法違反(自由妨害)の疑いで政治団体「つばさの党」の3人が逮捕された。警視庁捜査2課は特別捜査本部を設置、本格的に捜査を進める。党代表の黒川敦彦容疑者(45)は都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補を表明しているが、捜査の行方が影響を与えるのか。元東京地検特捜部副部長で国会議員経験もある弁護士の若狭勝氏に聞いた。 【写真】ピースサインをしながら移送される「つばさの党」の黒川敦彦容疑者 逮捕されたのは黒川容疑者のほか、同党から出馬し落選した幹事長、根本良輔容疑者(29)、党幹部の杉田勇人容疑者(39)。逮捕容疑は共謀して告示日の4月16日午前、亀戸駅(東京都江東区)前であった乙武氏陣営の街頭演説中、電話ボックスの上に座るなどしながら拡声器を使い、演説に重ねるように大音量で主張を訴えるなどして選挙
今回の衆院選、安倍晋三首相のおひざ元である山口4区では、「権力批判のためなら何をやっても許される」とでもいうような候補者の言動が目立った。選挙活動や言論の自由は最大限尊重されるべきだが、妨害行為を許すような風潮が広がれば、日本の法治主義、民主主義が揺らぎかねない。 選挙戦終盤の10月17日夜。山口県下関市の公民館で、首相夫人、昭恵氏の個人演説会が開かれた。公民館前に、立候補していた政治団体代表の黒川敦彦氏(39)=落選=が現れ、森友・加計学園問題を追及する演説を始めた。 演説は、安倍陣営の個人演説会が始まった後も続いた。出席した男性会社員(32)は「外の演説が大きくて、会場の中でも声を張り上げないと聞こえないくらいだった」と語った。 同19日に開かれた安倍陣営の総決起大会でも、同様の行為が繰り返された。黒川氏は会場入り口に選挙カーを止め、「安倍首相のお友達を優遇する政治が許せない!」と演説
4月の衆院東京15区補選で、複数の候補者や陣営の街頭演説を妨害したとして公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の疑いで、警視庁の家宅捜索を受けた政治団体「つばさの党」の根本良輔氏は14日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、家宅捜索を受けたことへの認識を示した。 【写真】根本良輔氏の内縁の妻 同補選に立候補し、落選した根本氏、同団体の黒川敦彦代表について、選挙期間中に他陣営の街頭演説に選挙カーで乗り付け、マイクや拡声器で大音量でヤジや主張を続けたほか、他の候補者の選挙カーを車で追いかけるなどして交通を妨げるなど、選挙活動を妨害した疑いが持たれている。 根本氏は「やっぱ警察は、俺らが誰かから金もらって選挙出たと思ってるっぽいな それが立証できれば、自分たちの主義主張を訴える為でなく、金のために俗に言う妨害をしたという事になり、そうなると公選法の225条に引っかかるだろうというシナリオを描いてるっぽい
4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、政治団体「つばさの党」の陣営が拡声機などを使ってほかの陣営の演説が聞き取れないようにしたり、選挙カーを追い回したりして選挙活動を妨害したとして、警視庁が公職選挙法違反の疑いで東京 千代田区にある団体の事務所などに一斉に捜索に入りました。 捜索を受けたのは、政治団体「つばさの党」の根本良輔幹事長(29)と黒川敦彦代表(45)のそれぞれの自宅と、千代田区にある団体の事務所の3か所です。 捜査関係者によりますと、4月28日に投票が行われた衆議院東京15区の補欠選挙の期間中、立候補した根本幹事長の陣営が、長時間にわたり拡声機などを使ってほかの陣営の演説が聞き取れないようにしたり、選挙カーを追い回したりして、ほかの陣営の選挙活動を妨害した公職選挙法違反の疑いがもたれています。 「つばさの党」をめぐっては、告示日の4月16日、東京 江東区のJR亀戸駅前でほか
4月の衆議院の補欠選挙で、選挙を妨害したとして批判が相次いでいた「つばさの党」。 選挙カーの前に立ち、プラカードで遮ったり、ほかの候補を追いかけ回したり、さらには、電話ボックスの上にのぼり、大声で叫び続けるなど...。 13日、そのつばさの党に、捜査のメスが入った。 午前11時過ぎ、政治団体「つばさの党」の本部が入る、東京・千代田区のビルに出動した機動隊。 厳戒態勢が敷かれる中、4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、政治団体「つばさの党」の代表ら3人が、ほかの候補者の街頭演説を妨害した疑いが強まったとして、警視庁がつばさの党の事務所などに家宅捜索に入った。 警視庁は、さらにこの選挙に出馬した根本良輔幹事長や、黒川敦彦代表の自宅にも家宅捜索を行った。 捜査関係者によると、根本幹事長ら3人は、4月の補欠選挙で、ほかの複数の候補者が演説している近くで大音量で演説したり、ほかの候補者の選挙車
警視庁が政治団体「つばさの党」事務所などを公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の疑いで家宅捜索したことを受け、東京都の小池百合子知事は13日午後、報道陣の取材に応じ、公選法について「(制定から)何十年もたっている中で見直しは十分に行われていない。見直しも必要なのではないか」との見方を示した。 【写真】乙武さんの演説中、至近距離でマイク握ってヤジ 小池氏は4月の衆院東京15区補欠選挙で、無所属で立候補した乙武洋匡氏の応援にたびたび入った。「つばさの党」関係者の行為について小池氏は「他の候補を標的にして、追いかけ回したり音声をかぶせたりすることが選挙や立候補の目的にかなっているのか。大きな疑問だ」と述べた。【深津誠】
4月28日投開票の衆院東京15区補欠選挙で別陣営の街頭演説を妨害したとして、警視庁捜査2課は13日、公選法違反(自由妨害)の疑いで、東京都千代田区にある政治団体「つばさの党」の事務所などを家宅捜索した。捜査関係者への取材で分かった。複数の陣営が警視庁に被害を訴えていた。候補者を出した陣営が他陣営への選挙妨害を巡り、強制捜査を受けるのは異例。 【動画】つばさの党を家宅捜索 衆院補選妨害疑い、警視庁 他に家宅捜索したのは黒川敦彦代表(45)の埼玉県朝霞市の自宅と、同団体から出馬して落選した根本良輔元候補(29)の東京都練馬区の自宅。事務所が入る千代田区の建物周辺には盾を持った機動隊員が配置された。 黒川代表は13日、朝霞市の自宅付近で報道陣の取材に「表現の自由の中で適法にやっている」と話した。今後も同様の活動を続けるとしている。 捜査関係者によると、黒川代表ら3人は衆院東京15区補選の期間中に
お笑いコンビ爆笑問題の太田光(58)が5日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)にMCとして生出演。4月28日投開票された衆院東京15区補選で、政治団体「つばさの党」の“妨害行為”とみられる活動について私見を述べた。 「彼らは戦略的、言論の自由と言ってるけど、言ってるのを見れば暴言、罵詈(ばり)雑言、誹謗(ひぼう)中傷ですよ。怒鳴りつけて、相手を怖がらせて。恐怖心を抱かせてどう喝する。果たしてこれが言論の自由かどうかっていうのは、法律的には抜け道、グレーゾーンを突いてるんだっていうんだけど」と切り出した。 そして「彼らが批判している、岸田政権や既存の政権はいってみれば、今回の裏金問題何かでも一緒ですよね、法律的には許される。だったら何をしてもいいのかっていうところに国民の不満がある」と語った。さらに「彼らがやっていることは、岸田政権や裏金をもらった大臣と同じことを主張してい
選挙妨害ととらえられる行為が問題視されたつばさの党の候補者。現場では、警察が出動する事態となっていた(記者撮影) 選挙カーで他候補者を追いかけ回す。他候補者が演説する最中に電話ボックスによじ登り、声を被せるようにマイクで大声を出す――。 【写真で見る】日本保守党の候補者事務所の前に突如現れた街宣車。その後、現場の様子は一変した 4月28日に投開票が行われた3つの衆議院議員補欠選挙。このうち、東京都江東区を選挙区とする「東京15区」の選挙は、公職選挙法違反(買収など)をめぐる柿沢未途・前法務副大臣の辞職に伴って実施された。 自民党が候補者を擁立せず、9人の候補者が乱立して繰り広げられた激しい戦いの裏側では、ある陣営による、冒頭のような「妨害行為」も注目を集めた。 「命の危険を感じるような場面もあった。これまでに経験したことがない選挙妨害が発生している」。候補者の乙武洋匡氏を支援した東京都の小
大音量で妨害、問われる選挙運動 「カーチェイス」他陣営困惑―警察当局も警戒・衆院補選 時事通信 社会部2024年05月01日07時04分配信 衆院東京15区補選で、街頭演説を終えた他陣営の関係者を追い掛けながら、自身の主張を繰り返す根本良輔氏(手前)=4月20日、東京都江東区 4月28日に投開票された衆院東京15区の補欠選挙で、「つばさの党」から出馬した根本良輔氏らが他候補の演説を大音量で遮ったとして、警視庁は公選法に基づく警告を出した。同庁幹部は、選挙の公平のため抑制的に取り締まりに当たったとした上で、同陣営が「度を越していた」と指摘。今後の選挙でも同様の妨害の可能性があるとして、警戒を強めている。 乙武氏陣営に選挙妨害 暴行容疑から切り替え、男送検―警視庁 警視庁が問題視したのは、根本氏らが同16日、演説会場で他候補に50分近く大音量でやじを飛ばし、クラクションを鳴らしたり、電話ボック
衆院の補欠選挙、東京15区では、政治団体「つばさの党」の候補者ら3人が、ほかの候補者の街頭演説を妨害した疑いで警察から警告を受けた。 「大人として恥ずかしくないのかよ!」子供に注意される 4月20日、日本維新の会・音喜多駿政調会長の演説の前で声を上げているのが、「つばさの党」の根本良輔氏だ。 つばさの党・根本良輔氏:売国奴!売国奴こっち向けよ! そこに「つばさの党」代表・黒川敦彦氏が現れる つばさの党・黒川敦彦代表:あっちあっち! ■維新の吉村共同代表を「売国奴」と罵る 走って向かった先には、日本維新の会・吉村共同代表たちの姿があった。 つばさの党・根本良輔氏:吉村!逃げるな!売国奴! 万博に使った金返せ吉村! 根本氏は万博に関する質問などを叫びながら追いかけ、それをスタッフが制止しようと攻防が続く。 根本良輔氏:なんだよこのゴミどもがよ。このゴキブリども どかせ吉村! 徐々にヒートアップ
28日に投開票日を迎えた衆議院東京15区の補欠選挙をめぐって、政治団体「つばさの党」の候補者など3人が、ほかの候補者の街頭演説を妨害した疑いがあるとして、警視庁から警告を受けたことがわかった。 警告を受けたのは、「つばさの党」から出馬した根本良輔氏や、党代表の黒川敦彦氏ら3人。 捜査関係者によると、補選告示日の16日、東京・江東区のJR亀戸駅前で、3人がほかの候補者の街頭演説の近くで大音量で演説するなどした行為が、公職選挙法の自由妨害にあたると判断したという。 「つばさの党」の活動について、小池百合子東京都知事は、会見で「これまで経験したことがない選挙妨害が発生している」と指摘した。 FNNの取材に対し、「つばさの党」の黒川代表は「(警告は)職権乱用だと思います。法律で許されている範囲の中で最大権利を行使しているだけ」と話している。
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