オリックスとの日本シリーズで4勝3敗と激闘を制し、38年ぶりの日本一に輝いた阪神。その救世主となったのがシェルドン・ノイジーだ。 【選手データ】シェルドン・ノイジー プロフィール・通算成績 「五番・左翼」でスタメン出場した第7戦。今シリーズ初登板の青柳晃洋と相手左腕・宮城大弥との息詰まる投手戦で、試合の流れを大きく変えたのがノイジーの一撃だった。4回一死一、二塁の好機で内角低めのチェンジアップを左翼席に運ぶ先制3ラン。決して簡単な球ではないだけに、相手バッテリーに与えたダメージは大きかった。第6戦で2回に球界を代表する右腕・山本由伸の156キロ直球を右翼席へ運んだ一発に続き、2試合連続アーチが値千金の一打となり打線に火がついた。5回に3点を加えて突き放し、勝負あり。ノイジーは日本シリーズの優秀選手賞に選ばれた。 短期決戦での強さが光る。広島と対戦したCSファイナルステージ第3戦(甲子園)で