【北京共同】中国政府は26日、新型コロナウイルス対策を来年1月8日から変更すると発表した。強制的な隔離措置など厳しい対応を取る感染症に分類してきたが、隔離を行わない感染症へと引き下げ海外から中国に入る際に義務付けている集中隔離を撤廃する。重症化防止を今後の防疫対策の目標と明記し感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策からの転換を正式に打ち出した。 【写真】中国「ゼロコロナ」を崩壊させた4日間の闘争 導火線になったW杯 習近平指導部は政策転換で海外との交流正常化を図り経済回復につなげる狙い。日中間の人的往来やビジネスの活発化が予想される。ただ、感染が急拡大する中国から旅行客が増加すれば、日本で水際対策を巡り議論を呼びそうだ。
【北京時事】中国・北京で、新型コロナウイルス感染の急激な拡大が続いている。 感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策に対し若者らが抗議行動を起こしたことから、習近平政権が日米欧のような「ウィズコロナ」に急きょかじを切ったためだ。医療体制が混乱すれば社会不安に直結しかねず、盤石とされていた習指導部は試練に直面している。 【グラフ】新型コロナウイルス 世界各国の状況 「北京市内の発熱外来患者数は1週間で16倍に増え、救急車の要請は通常時の6倍に上った」。12日に記者会見した市衛生当局幹部は、感染急拡大の現状をこう説明した。感染を恐れて外出する市民が激減する中、天安門広場に近い市内の大通りでは、深夜も頻繁に救急車が走り抜ける。 中国政府によると、13日の新規感染者数は全国で約2000人で、うち北京は500人弱。しかし、発表された数字は実態を全く反映していないもようだ。政府は既に行動追跡を断念し
中国共産党大会の閉幕式(22日、北京・人民大会堂)という高度に台本化されたイベントで、胡錦濤(Hu Jintao)前総書記(前国家主席)が唐突に退場するというハプニングが起きた。習近平(Xi Jinping)総書記(国家主席)への忠誠合戦が繰り広げられた大会であるゆえ、不満げな表情を浮かべて退席を渋ったようにみえる前任者の姿は“慎重に振り付けられた政治劇”であるはずの党大会に影を落とした。 ◇「自分の席を離れる」ことへの戸惑い 外国メディアがとらえた映像をもとに、当時の様子を振り返ってみる。 人民大会堂のひな壇には習近平氏の向かって右側に胡錦濤氏、その右側に栗戦書(Li Zhanshu)全国人民代表大会常務委員長(国会議長)、さらに王滬寧(Wang Huning)党政治局常務委員が座っていた。習近平氏の左側は李克強(Li Keqiang)首相と汪洋(Wang Yang)全国政治協商会議主席
中国共産党ナンバー2で政権の要である李克強(リーコーチアン)首相(67)が党最高指導部から退くことが決まった。来春に完全引退する見通しだ。22日に閉幕した第20回党大会で新たに選出された中央委員に李氏の名前がなく、最高指導部に残る可能性がなくなった。習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)が3期目続投を確実にする中での李氏の退任は、「習1強時代」を象徴する人事となる。 【写真】名簿から消えた名前 一方、退任とみられていた人が… 李氏は河南省や遼寧省のトップを経て、2007年に習氏とともに党最高指導部である政治局常務委員会に入った。習政権発足後はナンバー2の首相として、行政のかじ取り役を担ってきた。 中国憲法は首相の任期について、「2期10年まで」と定めている。13年に首相に就いた李氏は、来春の全国人民代表大会(全人代)で首相から退くことが決まっている。 ただ、67歳の李氏は「党大会の年に6
中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」が最近、韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」メンバーのファンによるキャンペーンを「非理性的な追いかけ行為」と非難し、ファンクラブのアカウントを使用禁止にした。習近平(Xi Jinping)政権は、著名人のファンによる熱狂的な追いかけを戒めるようインターネット関連業者に指示しており、微博もこれに沿った措置を取った。 ◇BTSメンバー「専用機」 微博が問題視したのは、BTSメンバー、ジミンの中国でのファンクラブ「JIMIN BAR CHINA」の活動だ。 中国共産党機関紙・人民日報系「環球時報」(英語版)などの情報を総合すると、ファンクラブがジミンの誕生日(10月13日)に向けて、その姿と祝賀メッセージをラッピングした専用機を飛ばすことを計画。今年4月、中国の交流サイト上で資金を募ったところ「3分で100万元(1700万円相当)以上」「1時間で2
ポタラ宮(奥)を訪れた中国の習近平国家主席(左から4人目)=22日、中国チベット自治区ラサ(新華社の「微博(ウェイボ)」から、共同) 【北京共同】23日の新華社電によると、中国の習近平国家主席(共産党総書記)は21、22両日、チベット自治区ラサなどを視察した。党総書記が同自治区を訪問したのは約30年ぶり。抑圧的な少数民族政策に米欧が厳しい目を向ける中、チベット「解放」70年に合わせて統治の成果を強調、国家の統一を死守する姿勢をアピールする狙いだ。 中国、ウイグル族収容疑惑の「レベル4施設」に迫った 観光客でにぎわう自治区の街を出て記者が見たものとは ラサにある、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマの居住地だった世界遺産、ポタラ宮などを訪問。少数民族や宗教事情について報告を受け、住民らと交流した。 チベットでは、習指導部下で「中国化」政策や愛国教育を強化してきた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く