事務所に掲げられている宮沢喜一元首相直筆の「宏池会」の書=2024年1月23日、東京・永田町、岩下毅撮影 自民党派閥の裏金事件を受けて解散を決めた宏池会(岸田派)は、来月7日にも東京・永田町の派閥事務所で「解散式」を開く方向で調整している。会長だった岸田文雄首相や座長の林芳正官房長官らが出席する予定。 【写真】派閥に捨てられた「離島のドン」は今 事務総長の根本匠・元厚生労働相が21日、首相官邸で首相と面会。解散式についても相談したとみられる。 事務所内には故・宮沢喜一元首相の直筆の書「宏池会」が掲げられている。派閥関係者によると、解散式では首相が額に納められたこの書を外すことを検討している。書は保管予定で、「いつか宏池会の意思を継ぐ政策集団ができれば、また掲げてもいい」とする。 事務局によると、事務所の明け渡しに向けた原状回復工事は来月中旬に始まり、約1カ月を見込む。8月上旬ごろに政治団体