【ニュース裏表 伊藤達美】 4月に行われた衆院東京15区補欠選挙で、政治団体「つばさの党」の候補者とその陣営が、他候補の街頭演説に出向き拡声器で「クズ」「売国奴」などと大声を出すなどの妨害を行った事件を契機に、公職選挙法改正問題が急浮上している。 【写真】タスキ姿で現れた根本候補が乱入、音喜多氏に対して紙を向けていた この団体は、ほかにもクラクションを鳴らした威嚇や、選挙カーを執拗(しつよう)に追い回すなどの危険行為を行ったとされる。つばさの党代表は「表現の自由の中で適法にやっている」と主張しているが、このような行為が憲法や法律が認めるものでないことは明らかだ。 これを受け、自民党の茂木敏充幹事長は「必要な法改正をやっていきたい」と述べた。日本維新の会も自由妨害罪の適用基準の明確化を含む公選法改正案のたたき台を発表し、国民民主党と共同提出に向けた協議を始めた。 当然である。警視庁は17日、