巨人・丸佳浩外野手(34)が13日、川崎市のジャイアンツ球場で取得しているフリーエージェント(FA)権について言及。「行使しない。来年以降については球団と話し合って決める感じです」と語った。 【写真】岡本和真と話す巨人・丸佳浩 2018年オフに広島から巨人へFAで移籍し、5年契約を結び今季が最終年だった。FAの申請期限があす14日と迫る中、この日は岡本和とのキャッチボールとマシン打撃で汗を流した。
広島からFAとなった丸は、巨人を選択した。条件は5年総額35億円とも伝えられている。「巨人が総取りしすぎ」「やっぱりカネか」という声も聞こえる。しかし、この結果は球界全体の将来のためには良いことだと思う。やはり最後は巨人だったこのオフのFA市場最大の目玉だった広島の丸佳浩の契約先は巨人に決まった。古巣広島が4年17億円、出身地千葉のロッテが6年30億プラス監督手形?を提示したようだが、FA市場の文字通りの巨人である読売の5年35億円、そしてやや落ちぶれたとはいえ球界No1のパブリシティ力を前にしては敵ではなかった、ということか。 そして、ネット上では残留を祈っていたカープファンの嘆きの声が広まっているようだ。3年連続リーグ優勝の立役者で2年連続MVPであるチームの顔が流出するとなれば、心情的には理解できる。 見落としてはならない背景しかし、冷静に事態を把握・評価するにあたっては見落とすこと
広島東洋カープからFAとなって退団した選手は、丸佳浩が9人目だ。意外ではない気もするが、丸を含め、半数近い4人は読売ジャイアンツへ移籍している。その他は、2人が阪神タイガースへ。残る3人は、それぞれ違う球団へ移った。 筆者作成 高橋建の場合、2009年2月にマイナーリーグ契約を交わしたのは、トロント・ブルージェイズだった。だが、3月1日のエキシビション・ゲーム(オープン戦)初登板で、バント処理の際に右ふくらはぎを痛め、3月30日に解雇。同じ日に、再びマイナーリーグ契約でニューヨーク・メッツへ入団した。そこから、高橋はAAAで6登板して計11.2イニングを1失点に抑え、5月2日にメジャーデビューを果たした。ちなみに、前田健太(ロサンゼルス・ドジャース)はFAではなく、ポスティング・システムを利用した。 野手4人のうち、移籍1年目に文句なしの成績を残した選手はいない。江藤智(2000年)のホー
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