中国国内で回収された天洋食品の毒ギョーザが今年6月、中国市場に流通し、4人の被害者を出すという食中毒事件を引き起こしていたことがわかった。 回収された毒入りギョーザが、いとも簡単に市場に出回るとは、非常識極まりない国である。中国側のずさんな管理体制には驚きであるが、それ以上に、食中毒事件をあまりにも軽視しているのではないだろうか。その証拠に、どうしてすべての回収ギョーザを検査しなかったのか。日本では、回収ギョーザすべての農薬検査を実施している。検査をすれば開封されるので、そのまま市場に出回ることはない。 もう一つは、どうして廃棄されなかったのか。一体いくつ回収し、いくつ検査し、今、いくつ残っているのだろうか。誰が管理していたのだろうか。 廃棄処分されていないとすると、同じことが繰り返されるばかりか、袋を破って中身だけ他の袋に入れ替えることも可能になる。そのギョーザが日本に入ってこない保証は