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村上春樹に関するurashimasanのブックマーク (8)

  • ララビアータ:村上春樹氏の『風の歌を聴け』 - livedoor Blog(ブログ)

    ゼミの学生からの希望で、村上春樹氏の『風の歌を聴け』を読むことになった。私はまだ彼の小説を一つも読んだことがないので、何の予備知識もなくこの小説を読んだ。もちろん、若い学生諸君がこの小説をどのように読んでいるのだろうか、興味もあった。 「主人公の女が妊娠中絶しますよね? あれどう思いました?」と私が、この小説を取り上げることを希望した学生に聞いてみると、「えっ!そんなところありました?」と驚く(!)。この小説は、ご存じのようにこれといった事件が起らない小説だ。その中でほとんど唯一と言っていいような事件が女の妊娠中絶である。その中心の筋さえも気づかないで、どうしてこの小説の愛読者になれるのであろうか?私のような古いタイプの小説愛好家にとっては、なんとも不思議である。以下、私の読後感想を思いつくままに書きつけておこう。 小説は、1970年8月8日から8月26日まで19日間に起こった事件からなる

    urashimasan
    urashimasan 2010/06/14
    "強調される意味の不毛さは、かつては存在したものが失われたかのように印象付けるための道具立て・自分なりに喪失体験をそこに重ねて共感できる構造・不在を喪失として描くことによって、擬似的世界を立ち上げ"
  • 村上春樹氏インタビュー - 漫望のなんでもかんでも:楽天ブログ

    2009.06.16 村上春樹氏インタビュー (2) カテゴリ:カテゴリ未分類 村上春樹氏(60)が作家生活30年を経て発表した長編『1Q84』(新潮社)は、現実から少しだけねじれた世界で進む物語だ。どのように発想され、どんなテーマが込められたのだろう。(尾崎真理子)  村上(以下M) G・オーウェルの未来小説『1984』を土台に、近い過去を小説にしたいと以前から思っていた。もう一つ、オウム真理教事件がある。僕は地下鉄サリン事件の被害者60人以上から話を聞いて『アンダーグラウンド』にまとめ、続いてオウムの信者8人に聞いた話を『約束された場所で』に書いた。その後もできる限り東京地裁、東京高裁へ裁判の傍聴に通った。 事件への憤りは消えないが、地下鉄サリン事件で一番多い8人を殺し逃亡した、林泰男死刑囚のことをもっと多く知りたいと思った。彼はふとした成り行きでオウムに入って、洗脳を受け殺人を犯した

    村上春樹氏インタビュー - 漫望のなんでもかんでも:楽天ブログ
  • 「父」からの離脱の方位 - 内田樹の研究室

    『1Q84』は記録的な売れ行きらしい。 今の段階で、発売一週間で96万部。 ミリオンを超えることは確実で、『ノルウェイの森』の450万部という記録を塗り替えるかもしれない。 おそらくメディアはこれから、このの文学作品としての意味より、なぜこれがこれほどの社会的な「事件」を引き起こしたのかの方に多くの紙数を割くようになるだろう。 メディアが『1Q84』を「事件」として扱い、膨大な非文学的言説が行き交うようになる前の短い空白の間に、この作品についてまだ誰の感想も聞いていないイノセントな状態で、自分ひとりの感想を書き付けておきたい。 ムラカミ・ワールドは「コスモロジカルに邪悪なもの」の侵入を「センチネル」(歩哨)の役を任じる主人公たちがチームを組んでい止めるという神話的な話型を持っている。 『羊をめぐる冒険』、『ダンス・ダンス・ダンス』、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』、『アフ

  • 村上春樹のエレサレム

    村上春樹のエルサレム文学賞の授賞式でのスピーチについて、多くの人が発言をしている。もしかしたら私がこれから書くことも、他の大部分の人と全く同じ見解なるかもしれないが、とりあえずの記録として記しておきたいと思う。 http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html 村上は次のように述べた。 "Between a high, solid wall and an egg that breaks against it, I will always stand on the side of the egg."Yes, no matter how right the wall may be and how wrong the egg, I will stand with the egg. 抗しがたいシステムである「壁」と、魂を持つ個々という意味での「卵」と

    urashimasan
    urashimasan 2009/02/21
    ”ある意味では、司馬的世界ーーあるいは司馬遼太郎の「世代」というのだろうかーーがサルトルと的な実存主義的歴史観、村上春樹はレビーストロース的な構造主義的な歴史観を反映していると言えなくもないではない”
  • 村上春樹氏 エルサレム賞受賞−村上春樹という問題 - 無造作な雲

    id:mojimoji氏のエントリに端を発したこの一連の議論を見ていて、最後に、ボクが感じたことを書き留めておこう。 議論の流れに関してはid:y_arim氏の秀逸なまとめはてなダイアリーで確認できる。 id:y_arim氏が的確に要約されたように、id:mojimoji氏とid:fujipon氏の間で繰り広げられているやりとりのすれ違いは、なるほどそれぞれが主題化している問題のレイヤーが違う、ということに起因するのだろう。 そして今回の議論のメインストリームは、きっとそのあたりにあるんだろう。 しかしながら、ボクがhttp://d.hatena.ne.jp/icchan0000/20090126/p1でid:fujipon氏に絡んでいった理由というのは、そこにはない。 id:bassai718 村上春樹, 文学, 政治 興味深いエピソード。文学者が政治的なイシューに巻き込まれるのは悲しい

  • 「"村上春樹"的なるもの」について - ohnosakiko’s blog

    村上春樹氏 エルサレム賞受賞-村上春樹という問題 - 無造作な雲 村上春樹エルサレム賞受賞に関する一連の議論の中では、この記事がもっとも深く問題の在処を捉えたものだと私は感じたが、コメント欄ではさらに掘り下げられていた。重要なことが書かれていると思うので、書き込み者の発言の一部をコピペさせて頂きます(各コメントにつき全文は引用していないこと、読み易さのために一部の行間を詰めたことをお断りします)。 id:quagmaさんのコメント ところで、ここでコメントいたしますのは、エントリの趣旨には同意しながらも、書かれているところの一部にやや違和感を感じたからです。 >「“村上春樹”的なるもの」の根強さの根底には、宮顕治・徳田球一らの「獄中18年」に始まる“輝かしき”戦後日の左翼運動が、2・1ゼネスト、六全協、全学連、全共闘と、曲折と挫折と変節を繰り返しつつ、自陣営の拡大のみを至上とする政治

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  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • ノーベル文学賞の日 - 内田樹の研究室

    今日はいよいよノーベル文学賞の発表である。 村上春樹氏ははたして今年ノーベル文学賞を受賞するであろうか。 物理学賞、化学賞と立て続けに日人受賞者が輩出しているので、今年は「日イヤー」になるかも知れない。 というわけで、新聞社から「村上春樹ノーベル文学賞受賞のコメント」の予定稿を求められる。 今回は S 新聞、K 新聞、Y 新聞の3紙から求められた。 S 新聞には過去2回書いているので「三度目の正直」。 私のような門外漢に依頼がくるのは、批評家たちの多くがこの件についてのコメントをいやがるからである。 加藤典洋さんのように、これまで村上文学の世界性について長期的に考えてきた批評家以外は、村上春樹を組織的に無視してきたことの説明が立たないから、書きようがないのである。 だが、説明がつかないから黙っているというのでは批評家の筋目が通るまい。 批評家というのは「説明できないこと」にひきつけられ

    urashimasan
    urashimasan 2008/10/14
    ”世界的な作家を批評している人たちのうち、自分の批評的な文章が「日本以外の国々の読者に読まれること」を想定して(せめてそれを希望しつつ)作文している人間が何人いるだろうか”
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