事務次官に就任し、記者の質問に答える村木厚子さん=2日午後1時28分、東京・霞が関の厚生労働省、金川雄策撮影 【有近隆史】厚生労働省の事務次官に就任した村木厚子さん(57)が2日、記者会見し、「重たい仕事を引き受けた。縦割りでなく省内外としっかり連携したい」と抱負を語った。郵便不正事件で逮捕・起訴された後、無罪判決を勝ち取った体験を振り返り、「大変なことが起きても、一生懸命やれば違う道がひらける」と述べた。 村木さんは高知大を卒業し、1978年に旧労働省に入省。女性の社会進出を後押しする政策などに取り組み、近年は子育て支援や生活保護、障害者福祉の分野で局長級ポストを歴任した。省内では「次の次の次官候補」とみられていたが、女性を幹部に積極登用する安倍政権の方針に沿い、抜擢(ばってき)された。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込み