国が進めている保育制度改革のひとつに、保育の市場化があります。 先日、日経に以下のような記事が載っていました。 引越し大手のアートコーポレーションが保育事業を強化する。(中略) 2005年に保育事業に参入したアートコーポは現在、北海道から山口県まで115施設を運営する。寺田千代乃社長が自ら働く母親として始めた肝いりの事業は保育士約1000人、児童約2500人を抱える。 『この3年は我慢我慢の時期だった』(中略) この間、グループ全体で直営保育所を中心に採算の厳しい32施設を閉鎖した。(中略) 『自社で児童を募集し、保育料収入で施設運営をまかなうビジネスモデルでは適正な利益を出すのは難しい』(村田専務) アートコーポは今後、病院を中心とする受託型の事業所内保育所に経営資源を集中投下する。 (中略) 最近3年間で病院内を軸に51施設を開設したアートコーポは09年9月期に保育事業で初の営業黒字を