「安倍1強」と言われてきた安倍政権下で、失言や不祥事が相次いでいます。6日午後、安倍晋三首相ら閣僚が出席して衆院予算委員会の集中審議が開かれました。どのような論戦が交わされたのか。タイムラインで詳報するとともに、記者が解説します。 似た答弁繰り返す首相 「責任痛感」の言葉、軽く(寸評=斉藤太郎記者) 安倍晋三首相と野党議員の衆院予算委員会の論戦は、残念ながら深みに欠くやりとりが続きました。 首相はこの日、閣僚辞任をめぐり10回近く「責任を痛感」と口にし、「行政を前に進めていく」ことで責任を果たすとの考えを繰り返しました。野党側が角度を変えて質問をしても、似たような答弁ばかり。序盤は答弁メモに目を落としながら発言していましたが、途中からは暗唱するように答え続けました。「責任を痛感」との言葉の重みがどんどんと軽くなっていくように思えました。 棚橋委員長の差配も目につきました。 野党統一会派で無