平成が終わり、令和が幕を開けた。各地で開かれた令和へのカウントダウンや改元イベントには大勢の人々が詰めかけ、祝賀ムードに包まれた。だが、その一方で何か大切なものを見過ごしたり、考え忘れたりしてはいないだろうか。さまざまな立場から改元を見つめた人たちに連続インタビューし、一連の「フィーバー」について考える。
~時代を切り拓く多様な個性と寄り添い歩んでいく~ 新時代にふさわしい、「新しい政治」の幕開けを宣言する 「#自民党2019」プロジェクト 新元号「令和」の施行とともに、5/1(水)より開始 「#自民党2019」プロジェクトでは、新元号「令和」が施行される2019年5月1日(水・祝)より、新時代にふさわしい、新しい政治の幕開けを宣言する企画を開始します。 「新しい政治」の幕開けを宣言する自由民主党のプロジェクト「#自民党2019」 新元号が「令和」に決定し、新しい時代の幕開けに期待が高まっている現在。これからの時代は、今まで以上に多様性の尊重が重視されるとともに、お互いを理解しあうことが求められる「対話の時代」になっていくでしょう。 「#自民党2019」は、こうした新時代にふさわしい「新しい政治」の幕開けを宣言すべく、甘利明がプロジェクトリーダーとなって推進する企画です。新しい時代が希望に満
新しい元号となる「令和(れいわ)」は、1300年以上ある日本の元号の歴史の中で初めて「国書」が典拠とされた。出典から外れた中国古典の専門家はどう受け止めているのか。中国思想史が専門の小島毅・東京大教授は、いくつもの違和感を指摘する。 政府は新元号の出典を『万葉集』巻五「梅花(うめのはな)の歌三十二首并(あわ)せて序」の「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、(後略)」と発表した。小島さんが最初に違和感を指摘するのが、新元号の読み方だ。「令」を漢音で読めば「れい」だが、比較的古い呉音(ごおん)なら「りょう」だ。小島さんは「当時の法制度は『律令(りつりょう)』。皇太子や皇后の出す文書は『令旨(りょうじ)』。大宰府で『万葉集』の観梅の宴を主催した大伴旅人(おおとものたびと)が想定したのは呉音だっただろうから、『りょうわ』でもよいのでは」という。アルファベット表
新元号「令和(れいわ)」の選定過程で、安倍晋三首相が「『万葉集』っていいね」と周辺に話していたことが、政府関係者への取材でわかった。首相は早い段階から国書を典拠とする元号を希望していたが、「令和」の典拠となった「万葉集」も、首相の意向に沿う選択だった。 複数の政府関係者によると、首相は2013年と18年に事務方から改元の準備状況に関する説明を受けたが「漏れたら大変だから、元号案は直前まで見せなくていい」と指示。実際に案を確認したのは今年2月末が最初だったという。 3月にかけて首相官邸幹部らと案について議論する中で、歴代の天皇をたたえる文脈の多い「古事記」や「日本書紀」より、庶民や防人らも含む幅広い層の歌が収められた「万葉集」が典拠にふさわしいとの考えを示したという。 政府関係者の一人は「首相は…
安倍晋三首相は、4日の参院決算委員会で、5月1日の「令和」への改元を踏まえ、平成から令和時代へ向け、アベノミクスの「三本の矢」の政策を継続し、デフレ脱却を果たす考えを強調した。
改元の騒ぎのなかで日本最古の歌集に光が当たっています。書店では万葉集関連の本の問い合わせが相次ぎ、関心が高まっているそうです▼奈良時代に編さんされたという万葉集は皇族や貴族だけでなく、防人(さきもり)や農民まで幅ひろい階層の歌が収められています。730年の春、歌人で大宰府の長官だった大伴旅人(おおとものたびと)が催した梅を詠み比べる宴が「令和」の典拠になりました▼〈初春の令月にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ〉。引用元とされた「梅花の歌三十二首」の序文です。安倍首相は国書からとったと強調していますが、中国の漢籍をふまえて書かれたことが定説になっています▼この宴で披露された歌のなかで出色と評されたのが山上憶良(やまのうえのおくら)の作品でした。〈春さればまづ咲く宿の梅の花独り見つつや春日暮(はるひくら)さむ〉。春になると最初に咲く梅の花を一人で見て春の日をすごすなど、どうしてできようか。
政府が1日に決定した新元号の「令和」は、選定の最終段階で新たに追加されたものだと報じられている。3月上旬の段階では候補名になかったと複数の関係者が認めているのだ。事実上、「令和ありき」で選定作業を進めていたことがうかがえる。 政府は3月上旬に案を絞り込み、菅官房長官が安倍首相に説明。その際に「令和」は含まれていなかった。3月中旬以降、「令和」の考案者とみられる中西進・国際日本文化研究センター名誉教授に要請し、追加提出を受けた数案の中から、安倍首相が「令和」だけを選び、選定作業で残っていた5案に加えて有識者懇談会に示したとされる。 「わざわざ万葉集研究の第一人者である中西氏に追加依頼したということは、どうしても出典を万葉集にしたかったのでしょう。安倍首相は『歴史上初めて日本の古典が出典』と大威張りでしたが、すぐに万葉集の出典は漢籍からの引用だったことが分かった。国書由来はマヤカシだとバレて赤
「安倍政権の国粋主義を象徴している」――。新元号「令和」を巡り、海外メディアがこう報じたことに、安倍官邸がカンカンになっている。ナント、「令和」の英訳について、外国人記者にメールで反論したのだ。 1日付の米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)によると、官邸の石垣友明国際広報室長がメールで、「令和」が<order and peace>(命令と平和)と訳されていることについて、「意図した意味ではない」と指摘してきたという。 安倍官邸は、「令和」が「命令」を意味するとセンセーショナルに報じられていることに、かなり過敏になっているようだ。しかし、そもそも、海外メディアが<order and peace>と訳したのは、政府の対応が不誠実だったからだ。 官邸からのメールを受け取ったある外国人記者は、「新元号を世界に発信するなら、事前にちゃんとした英訳資料をつけるべき」と憤っていたが、まさにその通り。
安倍首相が「令和」を安倍応援団に事前リークか! NHK岩田明子が知っていたとしか思えない解説、田崎史郎も… 昨日、新元号が「令和」と発表されたが、やっぱりという行動をとったのが安倍首相だった。皇室の伝統を覆して「国書由来」の元号を強行しただけでは飽き足らず、平成のときになかった会見を開き、勝手な解釈で自分の政策との関連をアピール。その後もテレビ番組に出演して、まるで自分が元号を決めたかのような発言を繰り返した。 まさに元号私物化の極みだが、ここにきて、新たな疑惑も浮上した。安倍首相が「令和」を“安倍応援団ジャーナリスト”に事前に漏らしていた可能性が濃厚になっているのだ。 そのジャーナリストとは、安倍首相と家族ぐるみの付き合いで「安倍首相のスポークスマン」と言われる、NHK政治部の岩田明子記者だ。 岩田記者は昨日、午前中から夕方まで放送された新元号発表関連の特番に出演しつづけ、安倍首相が生出
安倍首相「令和は国書典拠」自慢の間抜け! 大元は中国古典で作者の張衡は安倍政権そっくりの忖度政治を批判 新元号発表の“政治パフォーマンス”が成功したとみたか、意気揚々の安倍首相。とりわけ「令和」の出典が『万葉集』だと強調し、「初めて国書を典拠とした」と触れ回っている姿は、この宰相の中身がどれほど阿呆かを満天下に知らしめている。発表当日の1日に生出演した『ニュースウオッチ9』(NHK)ではこう宣った。 「『令和』というのは、いままで中国の漢籍を典拠としたものと違ってですね、自然のひとつの情景が目に浮かびますね。厳しい寒さを越えて花を咲かせた梅の花の状況。それがいままでと違う。そして、その花がそれぞれ咲き誇っていくという印象を受けまして、私としては大変、新鮮で何か明るい時代につながるようなそういう印象を受けました」 「中国の漢籍を典拠としたものと違って情景が目に浮かぶ」って……コレ、ヘイトじみ
政府は皇位継承に伴って改める元号を「令和」に決めた。皇太子さまが新天皇に即位する5月1日に施行される。 1979年制定の元号法に基づく2回目の改元となる。 元号を使用している国は世界で日本だけだ。645年の「大化」が最初で、中断を経て701年の「大宝」以降は1300年以上にわたって続いている。 現在は西暦が使用されるケースが増えているとはいえ、元号だけで年月日が表示される公文書などはまだ多い。歴史を分かりやすく表現できる効果もある。 日本国民の暮らしに根付いてきた独自の文化といえるだろう。国民の関心が高いのは当然だ。 元号は天皇制と不可分の存在である。 明治以降、天皇一代に一つの元号とする「一世一元」が採用された。天皇が統治権を一手に掌握する総攬(そうらん)者だった明治憲法下では、天皇が時間を支配するシンボルの意味があった。 現在は日本国憲法による象徴天皇制の時代だ。天皇は日本国民の総意に
新元号発表の菅義偉官房長官の記者会見後、「令和」の書をスマートフォンなどで撮影する大勢の記者たち=首相官邸で2019年4月1日午前11時49分、川田雅浩撮影 初の「和風元号」の出典となった「万葉集」の「初春令月、気淑風和」との文言について、複数の漢学者らから、中国の詩文集「文選(もんぜん)」にある「仲春令月、時和気清」の句の影響を受けているとの指摘が出ている。 万葉集が8世紀末ごろの成立とされるのに対し、中国の美文をまとめた文選は6世紀に成立。7~8世紀の遣隋使(けんずいし)・遣唐使が持ち帰ったとみられ、文章を作る上での最高の模範とされた。「仲春」の句は、1~2世紀の文人政治家の張衡(ちょうこう)の作品。張衡は地震計の作製など科学者の先駆としても知られる。 万葉集と文選の当該部分は、初春と仲春と時期がやや違うが、「令月」との表現や、陽気の説明の「和」が一致する。
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