【ハノイ高本耕太、渋江千春】米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は27日夜、ベトナムの首都ハノイのホテルで会談し、昨年6月以来2回目の首脳会談をスタートさせた。前回会談で合意した「朝鮮半島の完全な非核化」について、どこまで具体的な進展があるかが焦点。両首脳は28日に本格的な協議に臨み、終了後に共同声明を発表する見通し。 【写真特集】米朝再会談スタート 笑顔を見せる両首脳 会談は午後6時半(日本時間午後8時半)、老舗高級ホテル「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」で始まり、両首脳は笑顔で握手を交わした。冒頭発言で金委員長は「努力と悩みと忍耐が必要な期間だった」と1回目と今回の間の8カ月を振り返ったうえで、「みなが喜ぶ素晴らしい結果が出せると信じており、最善を尽くす」と語った。一方、トランプ氏は「1回目も非常な成功だったが、今回も同じかそれ以上の成
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)と並んで歩くポンペオ米国務長官=2018年10月7日、同長官のツイッターから 【ソウル渋江千春】ポンペオ米国務長官は7日、北朝鮮を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と平壌で会談した。同日中に韓国に移動して文在寅(ムン・ジェイン)大統領とも協議した。韓国の青瓦台(大統領府)によると、ポンペオ氏は金氏との会談で、2回目の米朝首脳会談をできる限り早期に開催することで一致。また、米朝双方が実務交渉団を作り、北朝鮮の非核化▽次回の米朝首脳会談の日程--などについて速やかに協議することにしたという。交渉団の具体的な中身については明らかにされていない。 韓国大統領府によると、ポンペオ氏は金氏との間で、非核化措置や米国の立ち会い、米国が取る「相応の措置」に関する議論もしたという。ロイター通信によると、ポンペオ氏と金氏は約2時間会談したほか、昼食も共にした
今月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談で、トランプ米大統領が金正恩朝鮮労働党委員長に対し、北朝鮮の「完全非核化」に要する費用を名目に日本に500億㌦(約5兆5000億円)を拠出させる約束を交わしていたことが明らかになった。日本政府関係筋が24日、本紙に明らかにした。日本人拉致問題が未解決の段階での破格のディールに波紋が広がりそうだ。(編集委員・上田勇実) 拉致未解決、破格なディール 元山リゾート開発でも交渉 トランプ氏は12日、米朝会談後に現地で開かれた記者会見で非核化に掛かる費用について「韓国と日本が払う」と述べていたが、その詳細は不明だった。 日本政府は北朝鮮による日本人拉致被害者の全員帰国にメドが立った後、日朝国交正常化交渉に臨む考えで、その際、2002年日朝平壌宣言に盛り込まれた北朝鮮への経済協力の一環として資金支援が可能との立場だ。 米朝会談後の対話ムードを受け、日朝対話
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