カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で収賄罪などに問われた衆院議員、秋元司被告(49)の公判が14日、東京地裁(丹羽敏彦裁判長)で開かれ、贈賄側の中国企業「500ドットコム」の顧問だった男性(49)=贈賄罪で有罪確定=が証人として出廷し、現金300万円を秋元議員に渡したことを認めた。現金供与を認めたのは別の同社元顧問に続き2人目。 証言によると、男性は元顧問とともにIR参入を目指していた同社から2017年9月に政治家に配るための現金を預かった。同社には「秋元議員に500万円を渡す」と報告したが、実際に渡したのは300万円だったとした。