首相が、虚偽答弁をしたのかどうかは、今後、与野党ならびにメディアを含めた議論の中で争点になる部分なのだろう。 そういう意味では、新聞の見出しで、いきなり 「虚偽答弁」 と、決めつけるのはむずかしいことなのかもしれない。 とはいえ、首相は、8日の国会答弁で 「私は、招待者の取りまとめ等には関与していない」 と断言している。 でもって、20日には、前言を翻して 「私の事務所が内閣官房の推薦依頼を受け、参加希望者を募ってきた。私自身も事務所から相談を受ければ意見を言うこともあった」 と言っている。 要するに 「意見を言うことはあったが、そのことがすなわち招待者の取りまとめに関与したことにはならない」 という理屈なのかもしれないが、そんなことが通用するものだろうか。 こういう露骨な言い逃れを 「発言を修正した」 という伝え方で記事にして、朝日新聞の中の人たちは、そんなことで新聞の役割をまっとうでき