文書改竄問題を政局ネタで終わらせるな 財務省の文書改竄問題は、単なる政局ネタとして終わらせていいものではありません。これは日本の民主主義を根底から揺さぶる問題です。我々は日本という国家の根幹が揺らいでいるということを真剣に受け止めなければなりません。 ここでは、森友問題を追い続けてきた著述家の菅野完氏の論考を紹介します。全文は4月号をご覧ください。 議会制民主主義を根底から否定する蛮行 なるほど、メディアは、あの日以来、「麻生辞任か?」「安倍の関与は?」「昭恵の証人喚問は?」と、これから起こり得るであろう政局の分析で喧しい。佐川前理財局長の答弁がことごとく嘘であったことをあげつらい、麻生財務大臣の任命責任や使用者責任を問うことは確かに重要だろう。だが、今回の件は、そのような「政局ネタ」に終始してよい問題なのか。 公開された資料を見よ。改竄で消されたものは、安倍晋三、安倍昭恵、平沼赳夫といっ