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本屋に関するhiroyukiokanoのブックマーク (158)

  • アイヒマンであってはならない

    今月のエディターズノートを書くのはとても気が重かった。題材は早くから決めていた。永江朗さんが『私は屋が好きでした――あふれるヘイト、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス)というを出したことを知り、すぐにこれを取り上げようと考え、すでに読了していた。 しかし読了後、うーむと考え込んでしまった。 このは、自身でも書店員の経験があり、専業ライターとなった後は長年にわたり全国の屋に足繁く通い続けている永江さん(私も書店の店頭で何度もお会いしたことがある)が、屋に対して「好きでした」と過去形で語らずにはいられない昨今の状況についての、渾身のルポルタージュである。 中心的な話題は「ヘイト」だ(もっとも、この言葉を使うにあたり永江さんはいくつか留保をつけている)。いわゆる「嫌韓・反中」、つまり近隣諸国に対する排外主義的な考えを明示的に、あるいは暗黙のうちに主張する出版物のことで

    アイヒマンであってはならない
  • BOOK PARK miyokka!? |プレイパーク併設 家族のためのこれからの本屋 ブックパークミヨッカ

    家族のための これからの屋 「~してみよっか?」という言葉から名付けた 親子であそび・まなべる屋です。 を読むだけが読書じゃない! あそび・まなべる、家族のための これからの屋 「ほんにふれる―ヨム・カク・ウゴク―」をコンセプトとした書店(BOOK STORE)とインドアプレイグラウンド(PLAY PARK)からなる屋です。「ウゴク」ことによる遊びはもちろん、「ヨム」こと、「カク」ことを通じて良質な学びの機会と遊びの中でさまざまなにふれる機会を提供します。

    BOOK PARK miyokka!? |プレイパーク併設 家族のためのこれからの本屋 ブックパークミヨッカ
  • 「100年続く書店」を目指す書店界のドン・キホーテ 東京赤坂の選書専門店「双子のライオン堂」

    出版不況と言われて久しいものの、「」という形をとったメディアは決して不要となったわけではない。しかし、を買う「場所」は劇的に変わった。アマゾンでを取り寄せる習慣は私たちの生活に定着したのだ。かつて商店街には小さな書店があるのが当たり前の風景だったが、今、年間800〜1000店のペースで姿を消している。それなのに、「100年続く書店」を合言葉に始まった書店がある。 店主との星座に由来する「双子のライオン堂」という店名から書店を連想する人はほとんどいないだろう。風変わりなのは名前だけではない。店の所在する赤坂は、テレビ局や歓楽街があり、政治の中心地・永田町にも隣接する都心の一等地だが、「双子のライオン堂」があるのは、表通りから入り組んだ道を六木へ抜ける谷間の一角である。しかも青く塗られた分厚い扉は閉ざされていて、中を覗き見ることはできない。 青い扉の「双子のライオン堂」 「せめて扉は

    「100年続く書店」を目指す書店界のドン・キホーテ 東京赤坂の選書専門店「双子のライオン堂」
    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2019/11/07
    「100年、200年と読み継がれる本には、コピーや複製に形を変えてもなお残り続けるエネルギーが宿っています。それは言霊のようなものかもしれませんし、叡智が込められているということなのかもしれない」
  • LIBRO PLUS | リブロプラス

  • 夢眠ねむさん「夢眠書店を必要としているお客さんに来てもらえるように」

    芸能界を引退し、「夢眠書店」の店主や、オリジナルキャラクターたぬきゅんのプロデュース業などを中心に活動する道を歩み出した夢眠ねむさん。 お子さんが自由に動き回れるプレイスペースの設置や、厳選された選書数など、従来の屋とは一風変わった夢眠書店。「憧れバトン」最終回は店主としての思いを語ってもらいました。 記事末尾でコメント欄オープン中です! ●憧れバトン02-3 前回はこちら 「屋の正解か、と言われれば違う。でもそれが夢眠ねむのつくる屋だ」 ――実際に書店をオープンして数ヶ月。はじめてみて、いかがでしょうか? 夢眠ねむ(以下、ねむ): 来てくださった方からは「(良くも悪くも)ここは、屋さん……なのか?」という声もありました。 でも、ネガティブな意味での「屋にしては」とか「屋なのに」というコメントをもらうと、「こういう人がいるから屋がつぶれていくんじゃないの?」って思ってしまいま

    夢眠ねむさん「夢眠書店を必要としているお客さんに来てもらえるように」
    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2019/10/14
    「自分の感覚を信じてみる体験、自分で自分の人生を選ぶ、みたいなことを小さい頃に本屋さんで培ってくれたらいいなと思っています」
  • 【読書の学校】ブックトークフェスティバル 2019 第三部「完璧な本」 | 梅田 蔦屋書店

  • 家族のためのこれからの本屋「BOOK PARK miyokka!?」11月中旬 三重県四日市市にオープン|ニュースリリース|日本出版販売株式会社|出版取次・出版流通

    home ニュースリリース 家族のためのこれからの屋「BOOK PARK miyokka!?」11月中旬 三重県四日市市にオープン 日出版販売株式会社(代表取締役社長:平林 彰、略称:日販)と株式会社リブロプラス(代表取締役社長:玉井 俊也)は、「家族×学び」をテーマにした新しい書店「BOOK PARK miyokka!?」(ブックパークミヨッカ)を、2019年11月中旬に開業予定のイオンタウン四日市泊(三重県四日市市)にオープンします。店舗は、日販のブックディレクションブランド「YOURS BOOK STORE」が企画、リブロプラスが運営を担当します。 ▲店舗イメージ 「BOOK PARK miyokka!?」は、「ほんにふれる―ヨム・カク・ウゴク―」をコンセプトとする、書店(BOOK STORE)とインドアプレイグラウンド(PLAY PARK)からなる、「家族のためのこれからの

    家族のためのこれからの本屋「BOOK PARK miyokka!?」11月中旬 三重県四日市市にオープン|ニュースリリース|日本出版販売株式会社|出版取次・出版流通
  • バリューブックス・インターン滞在記 「捨てたくない本」のゆくえーOFF本の後先ー | 古本買取のVALUE BOOKS

  • いまわたし(たち)が直面している〈貧しさ〉について|本屋の時間|辻山良雄

    最近ではテレビのニュースを見ても、ツイッターのタイムラインを眺めても、こころ冷えることばかりであり、無意識に気持ちがとじこもりがちになる(こうしたとき、趣味読書というのは都合がよい)。 Titleは開店して来年で5年目を迎えるが、急速に世のなかを覆いはじめた〈貧しさ〉と無関係ではいられなくなった。貧しさといえば、まずはお金のことを想像されるかもしれないが、ここではそれに関して触れない。むしろささいなことに〈貧しさ〉の芽はあり、屋において、知らないに触ろうとしない人が増えたことは、その表れの一つだと思う。 でも映画でも、旅先の風景でもそうかもしれないが、一般に知識と体験の量が増えるにつれ、同じものを見たときの、理解できる箇所は増えてくる。 それに対して、「聞いたことのないだから」と、未知のものに触れることをやめてしまえば、その人に見える世界は段々と狭まってくる。それはまさに、日常の

    いまわたし(たち)が直面している〈貧しさ〉について|本屋の時間|辻山良雄
    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2019/09/15
    「そうした未知の本こそがその人自身、引いては世界を豊かにする。本屋の本棚に知らない本が並んでいることは、〈壁〉を意味するものではなく、世界の豊かさを示している。」
  • 本との巡り合い、野外で楽しんで 多気で10月にイベント:三重:中日新聞(CHUNICHI Web)

    野外でと親しむ企画「BOOK PICNIC(ブックピクニック)」が十月十二日、多気町朝柄の勢和図書館の芝生広場で開かれる。書店や図書館がよりすぐりの二千冊以上を開放的な空間に並べる。主催する近くの「少女まんが館TAKI(タキ)1735」のしむらさくら館主は「と出合い人とつながる場にしたい」と話す。 昨秋に続くイベントでテーマは「木漏れ陽の下で読みたい」。インターネットを使ってを手軽に購入できる時代に、屋外に出掛けて好きの人たちと語り合い、と巡り合う楽しさを知ってもらうのが狙い。昨年は五つの書店などが出展し、あいにくの雨だったが延べ千人が足を運んだ。

    本との巡り合い、野外で楽しんで 多気で10月にイベント:三重:中日新聞(CHUNICHI Web)
  • 街のシェルター|本屋の時間|辻山良雄

    屋は、基的には〈うるさい〉場所である。それは何も、店のなかで騒いでいる人がいるということではなく、1冊のが内包する声が店のそこかしこから聞こえてくるため、心を乱されてしまう力だってあるということだ。 しかし、そのような人の内面に語りかける声はあるにせよ、多くの屋では静けさが保たれている。Titleでも話しながら店に入ってきた人たちが、入店した瞬間に黙りこんでしまう光景をよく見かける。並んでいるを目にすると、自然と人は口をつぐんでしまうようだ。 のもつそのような両義性を、かねてから面白く思っていたのだが、先日建築家の堀部安嗣さんに話をうかがう機会があり、そのとき読んだのなかに、我が意を得たりということばを見つけた。 「今の時代、図書館の最も重要な役割は街で浴びた情報から自らを避難させ、情報を洗い落とすところにあるといっていいかもしれないし、今後そのような役割が重視されてゆくよう

    街のシェルター|本屋の時間|辻山良雄
    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2019/08/01
    「何もしていなくても、スマートフォンから大量の情報が入ってきてしまう現在では、自らの体を別の論理で動いている場所に置かないと、意識しなくてもその情報と体が勝手に繋がってしまう」
  • 「文庫X」を生んだ書店員・長江貴士さんが本との出会いを創り続ける理由

    ビジネスパーソンの「知の探索」を促し、既存の「屋」の常識を超えていく。「これからの屋さん」のコーナーでは、そんな屋さんと、その場を生み出す「中の人」にスポットライトをあてていきます。第5弾は、東

    「文庫X」を生んだ書店員・長江貴士さんが本との出会いを創り続ける理由
  • 書店の未来とは?|hirunekobooks

    『ユリイカ2019年6月臨時増刊号 総特集=書店の未来-を愛するすべての人に-』(青土社) 「出版不況」「活字離れ」というワードが当たり前に語られ、出版界を取り巻くニュースには、もはや枕詞のように用いられる。 だが、それは当なのだろうか? 当に、人々はを読まなくなっているのだろうか? 確かに書店の撤退や倒産は後を絶たないし、大手取次会社の業績も悪化するばかり。出版社は高い返品率に苦しみ、自転車操業的に新刊を刊行するという悪循環に陥っている。 「並べさえすればが売れていた時代」は過去のものとなり、改革を放置し続けた長年のツケを、今まさに払っている。 大量の雑誌販売に依存してきた流通システムや、再販制・委託制といった、これまでの出版界を支えてきた枠組みにも、制度疲労が生じている事は間違いないだろう。 それでも、と思う。 それでもを読む人は今日も読み続けているし、書き手は日々生まれ、

    書店の未来とは?|hirunekobooks
    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2019/07/17
    「そして自分ならば、ここにどんな「未来」を書き、描くのか、そのことを真剣に考えたい」
  • シンボルスカと良心、小商い|本屋の時間|辻山良雄

    いまわたしの手元には、『終わりと始まり』(未知谷)という一冊の詩集がある。著者のヴィスワヴァ・シンボルスカは1996年にノーベル文学賞を受賞し、この詩集もポーランド文学を代表する一冊として読み継がれているが、そこまで頻繁に売れているではない。 しかしどこかの書店でこのが並んでいる姿を目にすると、わたしはそこに、その店の〈良心〉を感じずにはいられない。すぐには売れないであろうをわざわざ置くのは、そこに何かしらの気持ちをこめているからだろう。そしてそのからは、数字でこそ測ることはできないが、そうあってほしい世界へと手を差し伸ばす、もの言わぬ意志を感じる。 過剰な売上主義に縛られた店には、このを媒介として、よりよい世界に向かおうとする意志が存在しない。損得のみで生きている人が淋しく見えるように、売上効率のみで作られた店は、売場がばらばらで、全体で見れば奥行きがなく淋しい。 わたしは自分

    シンボルスカと良心、小商い|本屋の時間|辻山良雄
    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2019/06/02
    「個人で店を続けるには、売上と同じように自分の情緒が安定していることが必要なので、「良心にもとる仕事はしない」ということが、ここでは自明なものとなっているからだ」
  • TALK LIVE/八戸ブックセンターが創り出した新たな生活 | LIVE + RALLY PARK.(ライブラリーパーク)

    2018年3月24日、LIVE+RALLY PARK.(ライブラリーパーク)で開催された「North Japan Exhibition/東北 暮らしの展示会」では東北のキーパーソンによるTALK LIVE(全7回)が行われました。 公園に気持ちのいい西日が射しこむなかで始まった第6弾は、八戸市から小林眞さん(八戸市長)と金入健雄さん(株式会社金入代表取締役)をお迎えし、ライブラリーパークのディレクターである郷紘一さん(Sendai Development Commission株式会社代表取締役)、そして馬場正尊さん(東北芸術工科大学教授)が、屋のあるまちの文化について語り合いました。 以下、その模様の一部をお届けします。 ======== 馬場:さて今日は「八戸ブックセンターが創り出した新たな生活」というテーマで、八戸にヤバい施設がありヤバい市長がいるとのことで、是非にとお願いして市長

    TALK LIVE/八戸ブックセンターが創り出した新たな生活 | LIVE + RALLY PARK.(ライブラリーパーク)
    hiroyukiokano
    hiroyukiokano 2019/05/19
    “TALK LIVE/八戸ブックセンターが創り出した新たな生活”
  • トヨタ販売店が「本屋さん」になった 利用者に好評、自動車販売への相乗効果も

    「これはすごい。知らなかった...」「色んな書店の形があるんだなぁ」――。トヨタカローラ青森の協力会社が独自に取り組む「書店事業」が、SNS上で話題となっている。 自動車販売店に併設する形で6店舗を展開し、平均22万冊をそろえる力の入れようだ。なぜクルマとを一緒に売るのか、狙いを聞いた。 「地域密着」企業としての使命感 トヨタカローラ青森の協力会社「くるま工房」は2012年7月、秋田県潟上市(かたがみし)の販売店「秋田トヨタ自動車」で、書店「ブックスモア」の併設を始め、現在では同様の業態を6店舗展開している。平均売り場面積は約1500平方メートル、取扱数は約22万冊と大型書店並みの規模だ。 丸善ジュンク堂書店(東京都中央区)と提携し、書籍などの販売・在庫データ共有やシステム利用などの支援を受けながら運営している。 ツイッター利用者が19年5月初旬、店を紹介すると広く拡散され、驚きや感心す

    トヨタ販売店が「本屋さん」になった 利用者に好評、自動車販売への相乗効果も
  • 本好き女子がおすすめ! 長居したくなる東京のおしゃれ書店&ブックカフェ23

    ランチ、カフェ、ディナーと、を片手に絶品のフードメニューも楽しめるブックカフェ。可能な限り国産の材を使うことにこだわった豊富なフードメニューとブックディレクターの幅允孝さんが選書したを良質な音楽を聴きながら嗜める。平日限定のハッピーアワーやオリジナルのクラフトビールなど、お酒が好きな女性のソロ活にもぴったりな大人の空間。 Recommend comment 「どれも美味しいけれど、特におすすめなのはハンバーガー。肉汁が出るほどジューシーなパテと野菜、香ばしいバンズでボリューム満点。カフェとしても使えるけれど、アルコールのメニューも豊富なのが嬉しい。」(ファッションエディターS) 「ブルーブックスカフェジユウガオカ」 東京都目黒区自由が丘2-9-15ユレカビルB1F/03-6825-8686/11:30~23:00/不定休 http://www.bluebookscafe.jp/jiy

  • 変化のスピード、半端ない 韓国・独立書店の顔が語る本屋事情:朝日新聞GLOBE+

    【前の記事を読む】中国が向かう「書店4.0」とはどんな世界か ■あえてに集中してみた 韓国は変化が速いんです。を売るだけではなく、カフェも兼ねた文化的な空間の機能も果たす書店をつくろうと考えて「サンクスブックス」をオープンしたのが2011年3月。リアル書店より割引率の高いオンライン書店の攻勢で、小さな書店がつぶれていった頃でした。去年、引っ越したんですよ。 母校弘益大学に近い場所ですが、カフェやソファ、雑貨や家具を売る場所はなくしました。始めたころは珍しがられたカフェですが、今や大手の教保文庫がカフェ付きで、ゆったり座れるソファを置いた店を近くに出してくる時代です。コーヒーが当然となったからこそ、に集中してみようと考えました。 棚や長いカウンターはデザイナーでもある代表のイ・ギソプさんが設計した=2019年1月21日、ソウル・サンクスブックス、吉岡桂子撮影 新しい店は、面積は3分の

    変化のスピード、半端ない 韓国・独立書店の顔が語る本屋事情:朝日新聞GLOBE+
  • 本屋さんと生活 | 本屋さんと生活

    茨城県つくば市に、友朋堂書店という屋さんがある。 1981年に吾店がオープンすると、当時、学園都市として街づくりが進みつつあったこともあって、1日で数百万を売り上げることもあるほど人がおしかけが売れた。棚にを補充するのが追いつかないほどだったという。筑波研究学園都市として国の機関や研究施設、民間企業の研究所が移転してくれば、住む人も増えていく。80〜90年代には、大小の屋さんが市内各地にできたものの、地域の書店としての地位は確かで、2000年には支店が3店舗あった。 だが2016年2月、取次会社の太洋社の廃業にともなって閉店を余儀なくされる。突然の発表で衝撃は大きく、惜しむ声も多かったが、11日に吾店は店を閉じた。だが翌17年の夏ごろから再び店を開けるようになり、郷土出版物や、岩波書店の在庫などを販売している。 これから始まるシリーズは、この友朋堂書店で30年近く書店員として働

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  • 第2回 ブックオフ・図書館・コンビニ

    図書館とブックオフはどう違うのか? 前回、ぼくたちはをめぐる風景の中に突如として入りこんできた、「ブックオフ」という奇妙な書店について、それを「図書館」としてとらえ直すことができるのではないかと考えてみた。今回からは実際にいろいろな角度からブックオフについて考えてみよう。 さっそくぼくたちが考えなくてはならないのは、図書館とブックオフのちがいについてである。ぼくは先に、ブックオフは図書館に似ている、と述べたけれど、普通にかんがえるならばそれらは質的にまったくちがうものだ。でもむしろそれらが似ているという認識に立ちながらその差を見てみれば、ブックオフ的空間の特徴がよりきわだってみえてくるかもしれない。 結論を急いで述べてしまうなら、その違いはの選定基準にあらわれる。どういうことか。図書館とは図書館法に基づいて地方自治体が作り出す「公共」施設だ。そしてその「公共」という言葉が意識されるあ

    第2回 ブックオフ・図書館・コンビニ