大阪市のホームページ(HP)に無差別殺人を予告する書き込みがされる事件があり、逮捕・起訴された大阪府在住のアニメ演出家の男性(42)のパソコンがウイルスに感染し、第三者が遠隔操作できる状態だったことが、府警への取材でわかった。第三者が何らかの方法でパソコンにウイルスを送り込み、HPに書き込みさせた可能性も出てきたため、大阪地検は9月21日、男性を釈放した。 捜査1課によると、起訴後の補充捜査で、別のパソコンからの遠隔操作で、HPなどに書き込みができるウイルスのファイルが、男性のパソコンにあった痕跡が見つかったという。ファイルはすでに削除されていたといい、感染経路などを調べる。 男性は、大阪市のHP上にある市民の声を募るコーナーに7月29日、大阪・日本橋のゲーム店などが並ぶ通称「オタロード」をあげ、「来週の日曜に大量殺人する」などと書き込み、市職員らの業務を妨害したとして、8月26日に威