2023年6月8日に参院法務委員会で入管難民法改正案が採決された際、れいわ新選組の山本太郎代表が数回にわたって委員長席に飛びかかる行動に出た。自民党は、この「暴力行為」が原因で同党の若林洋平参院議員、永井学参院議員の国会議員2名が打撲のケガをしたと訴えている。 【動画】自らの行動の正当性を主張する山本太郎氏 自民は立憲民主党などと共に懲罰動議を提出する方向で調整中だが、立憲の泉健太代表は6月9日の定例会見で、山本氏の行為の是非について論評を避けた。現時点では参院の国対などが対応している段階で、情報が十分にそろわないままトップが発言すると「判断を誤ることはありえる」というのがその理由だ。山本氏の行動をめぐっては、批判の声が多く出る一方で、党内では懲罰動議に反対する向きもある。こういった状況にも配慮しているとみられる。 ■「何かどこかで起きたことについて、全部トップが発言をしてしまえば...」