岸田文雄首相がウクライナを訪問した際、「必勝」の文字が書かれたしゃもじをゼレンスキー大統領に贈ったことについて、24日の参院予算委で野党議員が「日本がやるべきは和平。不適切だ」と問題視する場面があった。首相は「祖国を守る努力に敬意を表したい」と語った。 【写真】岸田事務所にある「必勝しゃもじ」の前でインタビューに応じる岸田文雄氏=2020年11月4日 首相がゼレンスキー氏に贈ったのは、首相の地元・広島名産で木製の「必勝しゃもじ」。松野博一官房長官が23日の記者会見で、折り鶴をモチーフにしたランプとともに贈ったと明らかにしていた。このしゃもじは「敵を飯とる(=召し捕る)」との意味が込められた広島の縁起物で、高校野球やサッカーなどの広島代表チームの応援の際にも用いられる。 立憲民主党の石垣のりこ氏は「選挙やスポーツではない。日本がやるべきことはいかに和平をおこなうかだ」と指摘。ウクライナでは多
ウクライナ西部で爆発音 岸田首相訪問中、ロシア軍が攻撃か 2023年03月22日12時20分 ウクライナを訪問した岸田文雄首相=21日(AFP時事) ウクライナ紙ウクラインスカ・プラウダ(電子版)によると、22日未明(日本時間22日午前)、西部フメリニツキーで爆発音が聞こえた。市当局が「爆発音が聞こえた。避難せよ」と呼び掛けた。キーウ(キエフ)州や北部チェルニヒウ州、キーウ西方のジトミル州などでも空襲警報が鳴っており、ロシア軍が各地を一斉に攻撃した可能性がある。 松野官房長官、首相警護は「ウクライナが実施」 浜田防衛相、自衛隊関与せず 岸田文雄首相は21日にキーウを訪問した。ゼレンスキー大統領との会談を終えて21日深夜(同22日早朝)、キーウを出発した。 政治 ウクライナ情勢 コメントをする
岸田総理大臣は日本時間の22日午後、隣国ポーランドの首都ワルシャワに移り、モラウィエツキ首相と首脳会談を行いました。 岸田総理大臣は共同記者発表で、侵攻の長期化により、ポーランドの負担も増えているとして、ODA=政府開発援助を通じて支えていく意向を示しました。 そのうえで、「ロシアのウクライナ侵略を一刻も早くとめるには、厳しい対ロ制裁の継続が重要だ。国際社会が結束してウクライナを支えられるよう、ことしのG7議長国として、ポーランドとも連携しながらリーダーシップを発揮していきたい」と述べました。 日本政府関係者によりますと、ウクライナの首都キーウを訪問していた岸田総理大臣は現地時間の21日夜、日本時間の22日の朝早く、キーウ中心部の駅を列車で出発しました。 そして、現地時間の22日午前5時前、日本時間の22日午後1時前、ウクライナに向かった際と同じ列車で、ポーランドのプシェミシルの駅に到着し
「これは総理の命に関わる話だ」 寒さがこたえる1月下旬の夜、取材にそう答えた官邸幹部。 ロシアのウクライナ侵攻から1年。 G7=主要7か国の首脳らは、これまでに次々と戦地ウクライナを訪れ、世界に連帯を示してきた。 しかし、総理大臣・岸田文雄はここまでウクライナ訪問を実現できてこなかったが、取材では、この1年、水面下で何度も実現を模索してきたことがわかった。 そして、3月21日、岸田は予定を変更して訪問先のインドを離れ、ウクライナに向かった。 政権内でも賛否が渦巻く訪問検討の知られざる舞台裏に迫る。 (家喜誠也、高橋太一) ※3月21日に内容を更新しました。 激怒した岸田 「なんで総理執務室で話した内容がすぐに外に漏れるんだ!」 2022年12月、官邸内で岸田は怒りをあらわにしていた。 岸田の「年末キーウ訪問」を具体的に検討する極秘打ち合わせの一部が、外部に漏れたのだ。 「キーウに行くという
ロシアの軍事侵攻から1年、記者会見したウクライナのゼレンスキー大統領は時折、涙をこらえながら国民に語り掛けました。そして世界各地で平和を願い、ウクライナへの連帯を示す一日となりました。 ■侵攻1年 ゼレンスキー大統領が涙こらえ会見 強い言葉で人々を鼓舞してきた大統領。最後の質問に感極まりました。 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「(Q.ロシアによる侵攻が親しい人々や家族との関係をどのように変えましたか?)難しい質問ですね…。私は妻と子どもたちを愛しています。子どもたちはとても大切ですが、あまり会えていません」 家族のことを問われ、珍しく言葉を詰まらせたゼレンスキー大統領。ロシアの侵攻から24日で1年。会見でロシアを強く非難しました。 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「私たちの領土から出て行って下さい。攻撃をやめて下さい。民間人を殺すのをやめて下さい」 ■ロシアでも献花 当局が女性を拘束 世
「アメリカ・ファースト」を強調するトランプ前大統領が演説を行い、大統領に返り咲いたら真っ先にウクライナ支援を停止するなどと述べ、自身への支持を訴えました。 トランプ前大統領:「ジョー・バイデンをホワイトハウスから追い出し、これを最後に、アメリカを悪党どもから解放するつもりだ」 トランプ前大統領は4日、共和党保守派による大規模イベントの演説で大統領への返り咲きに自信を示し、そうなれば、最優先でウクライナ支援を止めると表明しました。 メキシコ国境の強化なども掲げ、「アメリカ第一主義」の復活を目指す姿勢を印象付けています。 また、演説に先立ち、共和党候補指名争いの模擬投票の結果が発表され、トランプ氏は62%と2位以下を大きく引き離しました。 これは共和党の中でも保守色の強い支持者による模擬投票のため、正確な傾向とは言えないものの、トランプ氏が依然、保守層に根強い人気があることを示した形です。
軽装甲機動車からの01式軽対戦車誘導弾の射撃シーン。車両から撃つ場合は、射撃後にすぐ移動できるのが最大のメリット(武若雅哉撮影)。 ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから1年が経過し、TVやインターネット動画、SNSなど様々なかたちで戦闘の様子が伝わるようになりました。特にロシア戦車が破壊され使い物にならなくなる映像は、陸戦の象徴でもある戦車が撃破されているということで、ウクライナ軍の士気を高揚しているともいわれています。 【vs戦車の戦法いろいろ】対戦車火器の射撃シーンをイッキ見 一見すると無敵のようにも思える戦車も、このようにやられることは多々あります。戦車が苦手とするものは、見えない場所に潜む歩兵と、地面に埋められた対戦車地雷です。 そもそも戦車は、死角が多い乗りものです。特に近く低い位置にあるものほど見えにくく、斜め後ろなどは砲塔から頭を出し、肉眼で周囲を警戒する車長でも気付きに
バフムート、ウクライナ、3月1日 (AP) ― 数カ月にわたってロシア軍とウクライナ軍の間で激しい攻防戦が繰り広げられている、東部ドネツク州バフムート近くのウクライナ軍野戦病院に、負傷兵が次から次と担架で運び込まれてくる。 傷の程度によってさらに後方に送られることもあれば、その場で治療が行われる場合もあり、応急手当だけで前線に戻されることもある。 軍医や衛生兵はこの野戦病院で、連日数十人の負傷者を治療しており、満足に食事をする時間もないという。 ドンバス全域の制圧を目論むロシア軍の執拗(しつよう)な砲爆撃に対し、ウクライナ軍も果敢に反撃を繰り返しており、激戦地バフムートはいまやウクライナ抵抗のシンボルとなっている。 絶え間なくここに運び込まれる泥にまみれ、傷ついた兵士の数をみれば、戦闘による人的被害がいかに大きいかが分かる。 仮設の手術室に担架が運び込まれる度に、衛生兵が負傷兵を取り囲み、
ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、日本の岸田首相を何度もウクライナに招待しているとし、彼は待たれている賓客であり、日本は待たれている国であると発言した。 ゼレンシキー大統領が同日の大型記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。 ゼレンシキー氏は、「私は(岸田)首相に感謝している。彼のことは非常によくわかる。彼は非常に真っ直ぐだ。私は、戦時中、そういう人たちの価値がわかるようになった。支援は理解できる。支援額は理解した。首相は資金を議会と調整しているのだと理解している。(中略)私は支持を感じている」と発言した。 さらに同氏は、「私は、日本の首相から招待されている。それはもっと前の話で、外交チャンネルを通じてのものだ。日本の首相は、私によって何度も招待されている。正直に言えば、彼は訪問を支持した。いつ実現できるのかはわからないが。彼は待たれている賓客であり、日本はウクライ
ロシアによる軍事侵攻が始まってから1年となるのを前に、NHKがウクライナからの避難者を受け入れている自治体にアンケートを行ったところ「十分な支援ができている」と回答した自治体は69%で「十分な支援ができていない」と回答したのは25%でした。 専門家は、自治体によって支援内容に差が出ている可能性があると指摘しています。 ウクライナから日本に避難している人は今月15日時点で2185人いますが、出入国在留管理庁は、避難者を受け入れている市区町村名や人数の内訳を公表していません。 NHKは、避難者の受け入れが確認できた全国43都道府県のあわせて163の市区町村に対して、先月から今月にかけてアンケートを行い、すべてから回答を得ました。 この中で、避難者の受け入れ人数を尋ねたところ、151の自治体が回答し、その数は全体の74%にあたるあわせて1622人でした。 「十分な支援できていない」…25% 避難
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