ロシアのプーチン大統領は17日、訪問先の中国・ハルビンで記者会見し、ウクライナ北東部ハルキウ州へのロシア軍の激しい攻撃の理由を「緩衝地帯」の設置にあると明言した。あくまでロシア領に攻撃をするウクライナ側の責任だと主張した。 【写真】五輪メダル売ったウクライナ選手 日本人落札者から届いた驚きの言葉 プーチン氏は前日夜、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と非公式に会談。会見で、「かなり詳細に話をした」とした。習氏から今月の同氏の訪欧やウクライナ侵攻への姿勢などを説明されたとし、「問題の解決を真に目指している」と歓迎した。 プーチン氏は、新たに始めたロシア軍によるハルキウ州での地上作戦について「ウクライナの責任だ。ベルゴロドなど(ロシアの)国境地域の住宅を攻撃し、市民が死亡している」と訴えた。「緩衝地帯が必要だ」と強調する一方、ハルキウ占領は「いまは計画はない」とも述べた。
【キーウ共同】ウクライナ軍の情報筋は10日、ロシア国境に接する東部ハリコフ州で同日朝からロシア軍が攻勢を強め、ウクライナ領内に約1キロ進軍したと明らかにした。州知事によると、州北部ボルチャンスクで砲撃により住民1人が死亡し複数が負傷。10日午後も戦闘が続いた。情報筋は、ロシア軍が自国領内への砲撃を減らすため国境から約10キロの範囲に緩衝地帯を設けようとしているとの見方を示した。 ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復するか? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身 ロシアが進軍したのはボルチャンスク周辺。ボルチャンスクでは住民の避難が始まった。ロシア軍は3月ごろから同州への攻撃を激化させており、ウクライナ側は防衛拠点の構築を急いでいた。
在日ウクライナ人のナザレンコ・アンドリー氏が5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。 【写真】問題の発端となった原口一博氏 立憲民主党の原口一博衆院議員のYouTubeチャンネルの動画内でコメンテーターに「CIAエージェント」と名指しされたことに対し、名誉を甚だしく毀損(きそん)された事実無根の発言と主張して、同党に原口氏への謝罪の指示や指導を求める公開状をアップした。 ナザレンコ氏は公開状で、原口氏が1日にアップした動画内で「ドラさん」と呼ばれる人物に「ウクライナ人のCIAエージェントです」と名指しされた経緯を説明。発言者が同党議員の政策担当秘書を務めていた人物と特定し、発言に対しての原口氏の対応を「根拠を求めることも、相手を止めることもなく、『ああそうなんですね』と肯定的に受け答えする部分もありました」と記した。 ナザレンコ氏は、CIAから報酬を受け取ったり命令や要請を受けて活動したこと
国連制裁監視団によると、ウクライナ東部ハリコフ市に今年1月2日に着弾したミサイルについて、その破片を調査したところ、北朝鮮の弾道ミサイル「火星11」のものと確認された。 この映像は1月の攻撃から数日後に撮影された。当時、地元の検察当局は、ミサイルの破片をメディアに公開し、北朝鮮から提供されたミサイルである可能性を示唆した。 国連制裁監視団は報告書で「ミサイルの残骸は北朝鮮の火星11ミサイルに由来するものだった」とし、北朝鮮に対する武器禁輸措置に違反していると指摘した。北朝鮮は2006年以降、弾道ミサイルと核開発を巡り国連の制裁対象となっている。 監視団は報告書で「ミサイルがどこから、誰によって発射されたのかを独自に特定することはできなかった」とした。ウクライナが提供したミサイルの軌道に関する情報では、ロシアから発射されたことが示唆されるという。 米ニューヨークの国連にあるロシアと北朝鮮の代
ウクライナにおけるロシア兵の死者数が5万人を突破したことを、BBCが確認した。 BBCロシア語は、独立メディアグループ「メディアゾナ」や有志の人々と共に、2022年2月から死者数をカウントしている。 そのデータによると、ロシア政府がいわゆる「肉ひき器」戦略を推し進めた侵攻2年目の12カ月間では、死者数が1年目より25%多かった。 「肉ひき器」という言葉は、ロシア軍が多くの兵士を冷酷に前線に送り込み続ける戦法を表現するのに使われている。ウクライナ軍を消耗させ、その位置を明らかにしてロシア軍が砲撃できるようにするのが、この戦術の主な目的だ。 5万人以上という全体の死者数は、2022年9月にロシア政府が公式に発表した死者数の8倍に当たる。 しかし、実際のロシア人死亡者数はもっと多いとみられている。 ロシアはBBCからのコメント要請を拒否している。
クリミアのセバストポリ港で行われたロシア軍の海上軍事パレード(2020年7月26日) Alexey Pavlishak-REUTERS 最近撮影された衛星写真によると、ウクライナのドローンやミサイル、特殊部隊による定期的な攻撃の圧力に押されてきたロシアの黒海艦隊は、クリミア半島の主要な海軍基地をほとんど放棄した模様だ。 【衛星写真】大半が撤退か...「もぬけの殻」となったクリミアの海軍基地 オープンソース・インテリジェンス(OSINT)の研究者MTアンダーソンはX(旧ツイッター)に、4月6日に撮影されたプラネット・ラボの画像を投稿した。黒海に面する3つの主要なロシアの海軍基地(クリミアのセバストポリ及びフェオドシヤと、クラスノダール地方のノヴォロシースク)が写っているものだ。 これらの画像は、ドローンや巡航ミサイルを使ったウクライナの度重なる攻撃の成功を受けて、黒海艦隊がその最も重要なアセ
反ウクライナ感情をあおるため、アメリカ人を装ってアメリカを非難するようなSNS投稿を繰り返すキャンペーンをロシアが行っていた痕跡がロシア政府の内部文書により示されたと報じられました。 Russian trolls target U.S. support for Ukraine, Kremlin documents show - The Washington Post https://www.washingtonpost.com/world/2024/04/08/russia-propaganda-us-ukraine/ この問題を報じたのはワシントン・ポストで、同紙はロシア政府の100件以上の内部文書を精査したと主張しています。 ワシントン・ポストによると、アメリカ市民や議員らの政治的主張に影響を与えるため、ロシア政府に関係のある組織が偽情報の拡散キャンペーンを計画して実行に移していたとの
【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は7日、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、トランプ前米大統領がウクライナに南部クリミア半島や東部ドンバス地方(ドネツク、ルガンスク両州)の国境地帯をロシアに割譲するよう圧力をかけることで終戦に持ち込めると周囲に語ったと報じた。関係筋の話としている。 【写真】トランプ前大統領と、「参戦」が注目される妻メラニアさん 共和党のトランプ氏は11月の大統領選で返り咲けばロシアの侵攻を終わらせることができると豪語しているが、具体的な方法が報じられたのは初めて。外交専門家は実際に割譲すればロシアのプーチン大統領を利し、武力による領土侵犯を看過することになると懸念を示している。 トランプ氏は非公開の場で、ロシアとウクライナの双方が「メンツを保ちたいと考えており、解決策も求めている」と述べ、ウクライナの一部地域にいる市民はロシア領になってもかまわないと考えているとの
Published 2024/04/08 07:08 (JST) Updated 2024/04/08 19:42 (JST) 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は7日、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、トランプ前米大統領がウクライナに南部クリミア半島や東部ドンバス地方(ドネツク、ルガンスク両州)の国境地帯をロシアに割譲するよう圧力をかけることで終戦に持ち込めると周囲に語ったと報じた。関係筋の話としている。 共和党のトランプ氏は11月の大統領選で返り咲けばロシアの侵攻を終わらせることができると豪語しているが、具体的な方法が報じられたのは初めて。外交専門家は実際に割譲すればロシアのプーチン大統領を利し、武力による領土侵犯を看過することになると懸念を示している。 トランプ氏は非公開の場で、ロシアとウクライナの双方が「メンツを保ちたいと考えており、解決策も求めている」と述べ、ウクライナの
ウクライナ当局によると、ロシアは2022年2月の侵攻開始以来、4000人の子どもらを違法に連れ去った。デニス・コステフさん(18)もその1人だ。ロシア側は、戦争から守るために移動させただけだと主張している。コステフさんは親ロシア派の動画に頻繁に登場していたが、脅迫で命の危険を感じ、国営メディアに渡された台本通りにセリフを言っていたと話している。 ウクライナ出身の孤児、デニス・コステフさん(18)。ロシアへ違法に連れ去られたという、4000人の子どもらの1人だ。 ロシア側は、戦争から守るため移動させただけだと主張している。 ロイターは、ウクライナ南部ヘルソンから連れ去られた孤児50人以上を調査した。 コステフさんは、親ロシア派の動画に頻繁に登場していたこともありロシアの協力者、宣伝者とみる向きもある。 コステフさんは2月にロシアを逃れ現在はポーランド在住。動画に出演したのは、脅迫されたためだ
ロシア大統領選の投票用紙を運ぶトラックを守る警察=6日、ウクライナ南部クリミア半島セバストポリ(AFP時事) ロシア大統領選(15~17日投票)の期日前投票が占領下のウクライナ東・南部4州で行われている。 【写真】ウクライナ東部に設置された「ロシア統一地方選」の投票所=2023年9月、ドネツク 2月下旬の南部ザポロジエ、ヘルソン両州を皮切りに、10~11日に東部ドネツク、ルガンスク両州で開始。日本を含む先進7カ国(G7)首脳は「甚だしい主権侵害」とし、4州や南部クリミア半島での選挙を認めないと警告している。 4州はプーチン政権によって2022年秋に一方的に「併合」され、戒厳令が敷かれた。併合前に「住民投票」、昨年9月に「ロシア統一地方選」が強行され、ウクライナは「銃口を突き付けられた投票」「偽の選挙」と非難した。 「選挙終了後、投票を拒否した住民への新たな弾圧が始まるだろう」。ゼレンスキー
In an interview to a Swiss TV station, Pope Francis reflects at length on various aspects of war and its devastating effects, noting that it takes two sides to make war and encouraging negotiations to end the wars in Ukraine and Gaza. By Devin Watkins Pope Francis granted an interview to Radio Télévision Suisse (RTS), a Swiss public station broadcasting in French, a portion of which was released o
鈴木宗男参院議員が24日のABEMA『NewsBAR橋下』に出演。2年が経過したロシアによるウクライナ侵攻について、橋下徹氏と議論を交わした。 【映像】宗男氏語るプーチン大統領の人柄 北方領土問題に長年取り組み、プーチン大統領とも会談経験のある鈴木氏は、“ロシア悪”の風潮に疑問を呈する。「日本人はどうしても右左、タカ派ハト派、善悪を分けたがる。私はほどほど論者で、もっと幅があっていいと思っている。戦争というものには両方の言い分があって、先の大戦で仕掛けた日本にも言い分があったわけだ。だから落ち着いて、“どうしたら終わるか”“やめさせられるか”という次のことを考えるしかない」。 これに橋下氏は「今中国と厳しい外交関係になっている中で、中国の指導者たちと親しくするような日本の政治家のことを“媚中政治家”と言う人がたくさんいる。しかし、厳しい関係にある時ほど人間関係を密にしておかなければならない
〈「活動はロシア侵攻から次の日に始めた」「遺体の損傷はひどかったらしい」ボランティア男性らが語る“ウクライナ侵攻2年”〉 から続く 【画像】ハルキウでの取材中、目の前の団地に砲撃が着弾した瞬間 今回の取材で滞在していたクラマトルスクから、かつての激戦地セベロドネツクへ向かう街道の途中にシベルスクという街がある。前線に近く、ロシア軍から攻撃を受けるこの街にも、まだ住民が残っているそうだ。ここへ行くにも軍の許可が必要だったため軍の報道官を連れて行くことになった。シベルスクへ向かう道は雪解けでぬかるんだ泥道で、砲撃で出来たのか穴だらけで行くのにもそれなりの時間がかかった。 私は以前この道を通ったことがある。2022年の取材で砲撃された時だ。その時は道はここまで荒れてなかった記憶があるので、道に出来たいくつもの大穴はロシア軍の砲撃によって出来たのだろうと推測できた。街のほとんどの家屋は破壊されてい
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