自民党の裏金問題をきっかけに、注目が集まる「政策活動費」。政党から政治家に対し支給されるが、原資や使いみちなどについては公開されていない。自民党は政策活動費の原資は税金ではないと主張するが透明化を求める声は大きい。 そんな「政策活動費」について波紋を呼んでいるのが、自民党の二階俊博元幹事長(84)の3500万円にものぼる書籍代だ。2月14日には、二階元幹事長が代表を務める政治団体がその内訳を公表したものの、明かされた”大量購入”に批判が高まっている。 事務所の発表によると、購入したのは17種類、計2万7700冊。購入は“政策広報”のためで、“選挙区外の関係者に配布”したという。また、”出版社(作家)より最低買い取り数量を提案され購入”したものもあると説明した。 果たして、出版や購入の経緯はどのようなものだったのか? 本誌は購入額面の大きかった『小池百合子の大義と共感』(大下英治著/エムディ
安倍派と二階派を発端とした政治資金パーティー裏金問題は収束する気配がない。 2月16日には衆院の政治倫理審査会(政倫審)の幹事懇談会が開かれ、野党は裏金問題が疑われる衆院議員51人の出席を求めた。 【写真】二階派を見捨てて離脱した女性議員の花嫁姿を公開! 特に強く出席を求められているのが、萩生田光一前政調会長や松野博一前官房長官らを含む安倍派幹部である「5人衆」や二階俊博元幹事長らである。 政治部デスクによれば、 「中でもこの51人に含まれている二階さんは、2018年からの5年間で不記載だった額が実に3526万円にも及びます」 二階氏は自身が代表を務める政治団体が3年間で3472万円を書籍代として支出していたとして、政治資金収支報告書を訂正。その内訳を公表している。それによれば、二階氏サイドは『二階俊博の政界戦国秘録(5)』500冊、『小池百合子の大義と共感』3000冊『ナンバー2の美学
通常国会召集から間もなく1カ月、自民党の巨額裏金事件を受けての「政治改革」を巡る与野党攻防は、週明けから最初のヤマ場を迎える。野党側は2024年度予算案を“人質”に「裏金議員」の衆院政治倫理審査会への出席を迫り、岸田文雄首相や自民党執行部も野党要求に応ずるべく党内調整を進める構えだが、当事者の反発もあって難航必至だ。 当面の焦点は、安倍、二階両派(いずれも派閥解散)幹部の政倫審出席問題の行方。野党側は、いわゆる安倍派「5人衆」と二階俊博元幹事長の政倫審出席を「最低目標」とし、自民の「確約」が得られなければ、2024年度政府予算の年度内成立が確定する3月1日までの同予算案の衆院通過を阻止する構え。 これまでの衆院予算委での与野党論戦で、岸田首相は「政倫審出席は国会が決めること」と建前論を繰り返すが、水面下では5人衆や二階氏の政倫審出席応諾に向け“圧力”をかけているとされる。これに対し、5人衆
国会でも問題視された、自民党の二階俊博元幹事長の政治資金管理団体が購入した「3500万円の書籍代」。二階氏は2020~22年分の収支報告書を訂正。書籍代として3472万円を追加して、購入内訳も2月14日に事務所が公表した。 「領収書や銀行の振り込み明細などが添付されていましたから間違いのない内訳でしょう。目立つのはノンフィクション作家である大下英治氏の著書が多いことです。1作品で数百冊から数千冊を購入しています。 また、購入数がもっとも多かったのは『ナンバー2の美学 二階俊博の本心(大中吉一監修、林渓清著)』で5000冊。支払った金額は1045万円にもなります。政治家について書かれた書籍で5000冊はベストセラー級です」(政治担当記者) ほかにも、政治評論家の著作や保守新党などで行動を共にした山谷えり子参院議員、松浪健四郎元衆院議員、自民党や新生党で一緒だった石井一元衆院議員の著作も。 「
読むためでなく、配るために本を買った──事務所が説明しても、国民の怒りは収まらないようだ。自民党の二階俊博・元幹事長が“カネ”を巡る問題で強い批判にさらされている。例えば政策活動費の問題だ。 【写真を見る】「ギャグセンある」と話題になった“ヨイショ本”のタイトル *** 自民党など複数の政党は、国会議員に政策活動費を渡している。だが、その使い道を明らかにする必要はない。 以前から「政策活動費には問題が多い」という報道は行われていた。例えば、朝日新聞DIGITALは2022年11月、「使途公表不要の政策活動費、20年で456億円 二階氏には50億円」との記事を配信した。 同紙の調べによると、2021年までの20年間で、主要政党の政策活動費は約456億円。最多は自民党の約379億円で、議員個人としては二階氏に最多の約50億円が支払われていたという。 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件
自民党の二階元幹事長が代表を務める政治団体が3年間でおよそ3500万円を書籍代として支出していた問題で、二階氏側が購入した書籍などについて明らかにしました。 二階元幹事長をめぐっては、政治資金収支報告書を訂正した際、3年間でおよそ3500万円分の書籍を購入していたことが分かり、野党側がその使いみちについて疑問視していました。 これについて二階氏の事務所は先ほど、コメントを発表しました。 ▼二階氏の政治活動を紹介する書籍について、出版社側から最低買い取り数量を提案され購入したものや、▼与野党の政治家などから紹介され、まとめて購入した書籍だったなどと明らかにしました。 具体的には、▼1冊2090円の「ナンバー2の美学 二階俊博の本心」を5000冊、▼1冊1650円の大下英治氏の「小池百合子の大義と共感」を3000冊、▼1冊1200円の森田実氏の「二階俊博幹事長論」を300冊などの購入にあてられ
経済学者の成田悠輔氏が11日、TBS「サンデー・ジャポン」に出演。二階俊博元自民党幹事長が収支報告書を訂正し、3年間で3500万円の書籍代を計上したことについて、「ギャグセンスあるなと感心した」とコメントした。 成田氏は「いや、二階さんもギャグセンスあるなと感心していたんですけど」と茶化しつつ「でも結局、国民が完全にナメられちゃってると思うんですよ。この程度の問題は適当にちょろっと訂正しておけば、それでたいしたことにはならないと」と本質を突いた。 成田氏は、「その背景には政治資金規正法みたいなのがザル法で、これくらいのことが起きても政治家の人は捕まらずに済むわけじゃないですか。彼らからすれば、ちょっとメディアが騒ぐ程度で、無傷だろうって完全に腹をくくっているんだと思うんですよね」と続けて話した。 「そう考えると、どうやってこのザル法状態というのを政治家自身が変えられるような状態にできるかと
本好きにもほどがある! 自由民主党の二階俊博元幹事長(84)の衝撃的な政治資金の使い道が明らかになった。 今国会で追及されている自民党の裏金問題。その追及の過程で、二階氏の資金管理団体「新政経研究会」が3年間で約3500万円の書籍代を支出していたことが話題になっている。 ネット上では《お前ん家は図書館か!》《店丸ごと買ったんか》というツッコミが相次いでいるが……。 日本図書館協会によると、2021年度の公立図書館の図書資料等購入費は1館あたり823万円が予算額になっているという。3500万円という金額はじつに公立図書館4館ぶんの年間の書籍購入金額となる。 さらに、全国学校図書館協議会によると、2022年度の1校あたりの図書室の書籍購入額は、小学校が46.8万円、中学校が65.7万円、高校が76.8万円。3500万円という金額は、小学校だと75校分、中学校だと53校分、高校だと46校分の図書
「今回の裏金の問題に関して、収支報告書の訂正が当然相次いでおるということでございますが、本当に信じられないような訂正もいくつもあるわけですね」 2月8日の衆議院予算委員会で、こう指摘したのは立憲民主党の藤岡隆雄衆議院議員(46)。 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件や政策活動費問題について追求するなかで、二階俊博元幹事長(84)の“衝撃的な使途”を明かしたのだ。 二階元幹事長をめぐっては、幹事長時代の’16年から5年間にわたって約50億円の政策活動費を自民党から受け取っていたとされている。 しかし岸田文雄首相(66)は5日の衆議院予算委員会で、野党議員から使途を確認するよう迫られるも「確認するまでもなく、適切に使用されているものだと認識している」などと消極的な姿勢を見せていた。 そうしたなか、冒頭の指摘に続けて「その中で1つ疑問に思ったことについて、官房長官にお伺いをしたいと思
1月19日、自民党の二階俊博元幹事長(84)は志帥会(二階派)の総会を開催した。その後、記者会見に臨み、「政治への信頼を取り戻すために、この際、志帥会を解散するという結論に至り、所属議員の了承を得た」と発表した。担当記者が言う。 【写真を見る】階段の上り下りもしんどそう 三男への世襲が噂される「二階俊博」元幹事長 *** 「この日、東京地検特捜部は、二階派の会計責任者だった元事務局長を在宅起訴、二階さんの秘書を略式起訴しました。さらに、前日の18日には岸田文雄首相(66)が官邸で記者団に『岸田派の解散を検討している』と明かしました。外堀を埋められた格好になり、二階さんとしては派閥の解散を発表せざるを得なかったのでしょう。しかし、会見では『人は自然に集まってくるもの。“派閥解消だからあっち行け”とは言えない』と、今後、派閥が再結成される可能性も示唆しました。二階さんは意地を見せたということか
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