フジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さん(当時22)が命を絶った問題で、母親の響子さん(45)が6日、番組を制作したフジテレビなどを相手取り、「出演者の心身の健康を損なわないようにする義務を怠った」として、約1億4200万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。東京都内で会見し、明らかにした。 【写真】荻野由佳さん「人生、終わった」 3年続くネット中傷に今できること 花さんは2020年にネット配信・放送されたテラスハウスをめぐり、SNSで匿名の中傷を相次いで受け、同年5月に自殺した。 フジテレビのほかに被告になったのは、番組を共同制作したE&W(放送当時の社名はイースト・エンタテインメント)と、同社から制作事業を承継したイースト・ファクトリー(いずれも東京)。 響子さん側は訴状で、テラスハウスの制作側は「リアルであることを積極的に宣伝し、出演者
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が奨励していた養子縁組を巡り、厚生労働省が教団本部へ送付した質問書の回答期限が、5日に迫った。無許可の養子縁組のあっせんを禁じた法律が施行された、平成30年以降の縁組の実態が焦点となる。専門家は「教義を通じ、組織的に推奨していることは明らか。子供の人権、福祉を完全に無視した行為だ」と指摘し、早急な是正の必要性を訴える。 【ツイッター画像】《オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた》 「子供の気持ちが一切なく、全て教会や信者である親たちの事情がまかり通っている」。先月16日の野党によるヒアリング。元2世信者らは、きょうだいが養子縁組に出されたことを明かし、切実な声を上げた。 厚労省が同22日、東京都と連名で都内の教団本部へ送付した質問書では、過去に教団が関わった全ての養子縁組の成立件数などの報告を求めた。このうち「養子縁組あっせん法」が施行された平成30年4月以
11月26日夜から27日にかけて、中国全土で「ゼロコロナ政策」への抗議デモが続発。参加者は「何を書いても消される」という当局の言論弾圧を象徴する白い紙を手にし、「習近平は退陣せよ!」と中国共産党を激しく批判した。デモのうねりは海を越え、11月30日には東京・新宿でも在日中国人たちが声をあげた。そして12月に入ると習政権はついにゼロコロナ緩和の動きを見せ始めた。中国事情に詳しいライター・西谷格氏が、新宿で行なわれた抗議デモの様子をリポートする。 【写真】紙に主張を書き掲げる新宿のデモ隊の生々しい姿 * * * 11月30日午後7時、新宿駅南口に在留中国人たちが集結した。開始時刻を迎えると、路上に主催者や中心人物と見られる人々が並び、メッセージの書かれた紙を掲げて声をあげた。周囲には、すでに平日とは思えないほど多くの人が集まっている。 「国賊・習近平は退陣せよ! 共産党は退陣せよ! 自由万歳!
開幕試合前に登場した巨大なワールドカップトロフィー=カタール・アルホルのアルベイト競技場で2022年11月20日、宮武祐希撮影 イスラム圏初の開催となったサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会。盛り上がりを見せる一方、現地の外国人労働者や性的少数者らに対する人権侵害への批判が国際社会から相次いでいる。抗議の意思を示す代表チームや、パブリックビューイング(PV)の取りやめを発表する都市もあるが、日本国内では欧州に比べ批判の動きは目立たない。 【差別反対の意思を示す選手たち】 開催国カタールを巡り、欧州連合(EU)欧州議会は先月、移民労働者や性的少数者への人権侵害があるとして非難決議を採択している。 大会では、イングランドなど欧州7チームの主将が性的少数者への差別撤廃を訴える「One Love」の腕章を着用し、試合に臨む予定だった。しかし国際サッカー連盟(FIFA)はこの腕章をつけた選手
参院予算委員会で立憲民主党の塩村文夏氏の質問に答える杉田水脈総務政務官=国会内で2022年11月30日午前11時13分、竹内幹撮影 30日の参院予算委員会では杉田水脈総務政務官(自民党衆院議員)が、「日本に女性差別というものは存在しない」とした2014年内閣委員会での自身の発言について、「命に関わるひどい女性差別は存在しないという趣旨だ」と説明した。立憲民主党の塩村文夏氏の質問に答えた。他の野党議員からは「命にかかわるDV(家庭内暴力)だってある」と、杉田氏の認識の甘さを批判する声が上がった。 杉田氏は16年の国連女性差別撤廃委員会出席時、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」と自身のブログに投稿していたことも塩村氏に問題視された。杉田氏は当時、「目の前に敵がいる!大量の左翼軍団」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」「国連を出る頃
カタールで移民労働者400~500人死亡 W杯事務総長、関連工事で 2022年11月30日05時06分 建築現場で休憩を取る移民労働者=24日、ドーハ(AFP時事) 【ドーハ時事】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会組織委員会のタワディ事務総長が、W杯関連の建設工事で移民労働者400~500人が死亡した見込みであると、英国人ジャーナリストのインタビューで明らかにした。ロイター通信が29日に伝えた。 カタールで働く移民 ビール手に声援も―W杯サッカー タワディ氏は正確な人数は分からず、「議論されている」と述べた。カタールでは移民労働者の過酷な環境や人権侵害が問題視され、英メディアではW杯開催決定後に6500人以上が死亡したとも報じられていた。 スポーツ総合 サッカー コメントをする
サッカーのW杯カタール大会は20日、開幕戦で開催国カタール(A組)が0―2でエクアドルに敗れた。日本代表(E組)にとっての初戦は、23日のドイツ戦。 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は22日、開催国カタールが人権問題に関して国際的な抗議を受けていることについて「今この段階でサッカー以外のことでいろいろ話題にするのは好ましくない」とコメント。さらに「差別や人権の問題は当然のごとく協会としていい方向に持っていきたいと思っているが、協会としては今はサッカーに集中するときだと思っている。ほかのチームもそうであってほしい」と語った。 これに対し、国際人権非政府組織(NGO)ヒューマン・ライツ・ウオッチの笠井哲平さんは、英語で「またもスポーツウォッシングの一例だ」とツイート。さらに、日本語で「『好ましくない』のはカタール当局による人権侵害であって、国際的に注目が集まるワールドカップで人権問題を批判するこ
◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)グループB イングランド6-2イラン イングランドとの初戦に臨んだイラン代表は21日の試合前の国歌斉唱で、口を固く結び、国歌を歌いませんでした。 BBCなど海外メディアによりますと、試合を放送していたイランの国営テレビは、その様子が映し出されると、スタジアムの情景映像に切り替えたということです。選手が国歌を歌わなかった背景には、イランで行われている抗議デモの影響があると報じられています。 イランでは9月に女性の髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」の着用が不適切だとして警察に拘束された女性が死亡し、抗議デモが続いています。 この映像や写真はSNS上でも拡散されていますが、「国に帰ったときに彼らが受けるであろう制裁が心配」「スポーツに政治を交えるのはイヤだ」などさまざまな意見があふれています。
中東で初めて開催されたサッカーW杯カタール大会をめぐっては、招致決定の不透明さや大きすぎる規模などに関して、欧米で批判が噴出している。批判の一つにはカタールでの人権侵害があり、そこにはスタジアム建設などでの外国人労働者の劣悪な労働環境の他、イスラームの教義に基づく女性の権利制限などがある。しかし、欧米が人権保護に熱心であることは確かでも、熱心であるがゆえに「自分のことを棚にあげる」傾向も鮮明になりやすく、サッカーはその象徴ともいえる。 先進国の基準からみてカタールに人権侵害があることは否定できないとしても、それを先進国がどこまで批判する権利をもつかには注意が必要だ。 批判を招くカタール大会 11月20日、カタールでサッカーW杯が開催された。今回のW杯は初めて中東で開催されたものだ。 しかし、とりわけ欧米ではこれまでになく物議をかもしていて、なかにはTVのW杯中継を取りやめるスポーツバーも続
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が20日に開幕する。120万人が訪れ、50億人が視聴すると見込まれる世界最大級のスポーツの祭典だが、現地での労働者の人権問題などを巡る批判にさらされている。国際サッカー連盟(FIFA)や大会組織委員会は火消しに躍起となるが、事態の収束にはほど遠い。(ドーハ 平地一紀、田尾茂樹、マスカット 平沢祐) 【写真】カタールの1室1泊3万円の“プレハブホテル” W杯開幕を直前に控え、ドーハでは関連イベントなどの準備が進む。カウントダウンクロックの周りで記念撮影を楽しむ観光客も目立ち、観光船の従業員で6年前から出稼ぎに来ているバングラデシュ人男性(25)は「こんなに人が来るのは初めて」と笑顔を浮かべた。だが、カタールの外では、民主主義や人権など価値観の異なる欧米諸国が厳しい視線を向ける。 秋田県ほどの面積の小国カタールは、世界有数の埋蔵量を誇る天然ガスと安価
旧統一教会の信者の2世から「教義に基づいて養子縁組をされ、悩んでいる」という相談が支援活動を行っている弁護士に複数寄せられていることがわかりました。 専門家は教団が行った養子縁組に法的な問題がある疑いもあるとして、行政が調査を進めるべきだと指摘しています。 旧統一教会をめぐっては、元信者やその家族から高額の献金や、望まない信仰の強制などの被害を訴える声が上がっています。 これを受けて、国会では被害者救済に向けて悪質な献金を規制する新たな法案などについて議論が進められているほか、政府は宗教法人法に基づく「質問権」を行使することを決めました。 こうした中、旧統一教会の信者の2世から支援活動を行っている弁護士に「教義に基づいて信者の家庭どうしで養子縁組をされ、悩んでいる」という相談が複数寄せられ、弁護士が調査を始めたということです。 「教義のために利用された」養子に出された元信者の訴え 合同結婚
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く