岸田文雄総理による2度目の内閣改造・自民党役員人事の目玉は、小渕優子元経産相の党選挙対策委員長への起用。が、評判はイマイチで、期待された政権支持率アップもならなかった。 【写真を見る】イケメン旦那と選挙活動する「加藤鮎子」こども政策担当相 父は「総理にいちばん近い男」と呼ばれた「加藤紘一氏」 自民党幹部も肩をすくめる。 「就任会見では、小渕氏が経産相を辞任に追い込まれた9年前の政治資金問題を追及され、涙ぐみながら説明した。あれから1週間以上がたちますが、党本部の選対委員長室にはほとんど顔を出していません」 姿を見せるのは、来客や会議の時くらいという。 「それでも、用事を済ませるとすぐに出て行く。委員長室に腰を据えて、資料の読み込みや分析に励んだ前任の森山裕総務会長とはあまりに対照的です」 冷ややかなのは所属する茂木派議員も同じだ。 同派の中堅議員が言う。 「元総理を父に持つお嬢さま育ちだか
自民党の長老たちが発する「必ずや、お嬢さまを総理に」という声に背中を押されるかのごとく、おずおずと表舞台へ戻ってきた「姫」。だがどう見ても、当の本人は戸惑っているようにしか思えない。 【写真】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか 眉をハの字に寄せて、困ったような笑みを浮かべる遺影に、森喜朗は目を合わせて呼びかける。 「青木さんの心残りは、小渕さんのお嬢さんのことと思います。あなたの夢、希望が叶うように、最大限の努力をする」 8月29日、港区芝の東京プリンスホテル「鳳凰の間」で、今年6月11日に89歳で亡くなった元官房長官・青木幹雄の自民党葬が開かれた。86歳の森が弔辞で述べた「青木さんの心残り」とは、すなわち、小渕優子を総理大臣にすることにほかならない。 '87年に田中派を乗っ取るかたちで発足した竹下派(経世会→現・平成研究会=茂木派)は、'92年に主流の小
岸田文雄首相が内閣改造、党役員人事を行った。週刊誌報道やSNSでスキャンダルが取りざたされた議員たちの処遇はどうなったのか、まとめてみた。 【写真】「エッフェルねえさん」らはこちら 週刊文春で妻の元夫の「不審死」事件で捜査当局に「圧力」をかけた疑惑や女性問題などが報じられた木原誠二前官房副長官は、官邸を去った。とはいえ、9月22日に発表された党役員人事で幹事長代理に就任。また、新設された「政務調査会長特別補佐」も兼ねることになった。岸田首相を官邸で支えてきた「影の首相」だけに、異例の厚遇といえる。 当初、木原氏は幹事長代理と政調会長代理を兼ねると報じられていた。だが、萩生田光一政調会長への根回し不足のまま報道が先行し、萩生田氏が反発したと伝えられる。そのためか、代理ではなく「政調会長特別補佐」という「岸田特命」の役職が作られた。 ■今はニコニコの木原氏 自民党幹部が言う。 「幹事長代理とい
第2次岸田再改造内閣発足から2週間、岸田文雄首相が狙った支持率アップにはつながらず、与党内でも「このままでは解散困難」との声が広がる。特に“目玉人事”だった小渕優子元経済産業相の自民選挙対策委員長への起用が、「国民的にも不評」(自民幹部)だったことで、今後の政権運営の“火種”にもなりかねない状況だ。 岸田首相があえて自民党4役の一角に小渕氏を起用した人事には「茂木派内の事情を見透かしたうえでの、茂木幹事長への牽制」(自民長老)との受け止めが大勢だ。多くの他派閥幹部が「将来の小渕派復活への布石になる」(安倍派)と読むからだ。 そもそも、岸田首相が茂木氏に幹事長を続投させたのは「次期総裁選への茂木氏出馬の芽を摘む狙い」(岸田派幹部)との指摘がある一方「状況次第では、次期総裁選で茂木氏に政権を禅譲することで、大派閥領袖としての影響力維持を目指す戦略」(麻生派幹部)との見方も出る。「茂木政権後の小
自民党の高市早苗経済安全保障担当相と萩生田光一政調会長、小渕優子選対委員長の3氏は22日、2021年衆院選直前に、国の公共事業請負業者から3氏が代表を務める政党支部に寄付があったとの一部報道を認めた。高市、小渕両氏は既に返金手続きを取り、萩生田氏も返金予定としている。 【写真】小渕氏、文春報道に違法性否定 親族企業に多額支出 高市氏は記者会見で、公共事業請負業者から50万円の寄付を受けたと認めた。 萩生田氏は党本部で記者団に対し、法令に基づき適正に処理したとした上で「寄付した企業が国の公共事業を受注していたことは存じ上げなかった」と述べた。小渕氏も「国の仕事に携わっているかどうかは調べるすべがない」と記者団に語った。
自民党の選挙対策委員長に就任した小渕優子氏(49)が、父・小渕恵三元首相の死後、恵三氏の資金管理団体から、複数の政治団体を迂回させる形で、約1億5千万円の政治資金を受け取っていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。政治団体間の資金移動は非課税で、世襲政治家の特権との批判も根強い。小渕氏の説明責任を求める声が高まりそうだ。 小渕氏は2008年9月、麻生政権で戦後最年少の34歳で男女共同参画・少子化担当相として初入閣。2014年9月には、第2次安倍政権で重要閣僚とされる経産相に就任した。ところが、その直後の2014年10月、小渕氏の関係政治団体が開催した観劇会を巡り、政治資金収支報告書に不適切な記載をしていた問題が発覚。収支報告書への虚偽記載額は3億円を超え、2015年10月、小渕氏の元秘書2人には有罪判決が下された。 “ドリル優子”と呼ばれる娘 ©時事通信社 ファミリー企業への政治資金問題
内閣改造・自民党役員人事の目玉とされ、党4役の一つである選挙対策委員長に就任した小渕優子氏。元首相の父・恵三氏の後を継ぎ、「女性初の首相」を期待する声もあったが、2014年に政治資金をめぐる不明朗な会計処理で表舞台からは退いていた。満を持しての復活か。その人物像を事件の経緯や過去の報道から探る。 【写真】2014年の経産相辞任会見で微妙な表情をした小渕優子氏はこちら * * * ■34歳で初入閣は戦後最年少 小渕氏のキャリアは順風満帆だった。 成城大学卒業後、TBSに入社。2000年、当時、首相だった父・恵三氏が脳梗塞(こうそく)で倒れたことを受け、当時秘書だった優子氏が出馬した。得票率76%と圧倒的な得票で当選を果たした。当時は26歳という若さだった。 08年には、麻生太郎内閣で戦後最年少の34歳9カ月で少子化担当相として初入閣。第2次安倍晋三内閣では財務副大臣に、14年9月の内閣改造で
エジプト出身のタレント、フィフィ(47)が13日、自身の自身のSNSを更新。自民党新執行部が同日、党本部で就任記者会見に臨み、小渕優子選対委員長(49)が、2014年に政治団体の不明朗な政治資金支出で経済産業相を辞任したことを巡り「大変なご迷惑をおかけした。心からおわび申し上げたい」と陳謝したことに言及した。 小渕氏を巡っては、14年に後援会主催の観劇会の不明朗な会計問題が発覚。15年に元秘書2人が執行猶予付き有罪判決を受けた。この事件では、検察の家宅捜査を前に、事務所のパソコンのハードディスクが電気ドリルで穴が開けられた状態で見つかっている。12日には、小渕氏の重職登用報道を受けて、「ドリル優子」がX(旧ツイッター)でトレンド入りもしていた。 小渕氏はこの日の会見で“ドリル事件”について「私自身、記者会見を開かせていただきました。あらためてお詫びと説明をさせていただき、質疑応答も時間(制
阪神タイガースの「アレ」でニュースも大盛り上がり。ちなみにアレとは「優勝」のこと。選手に重圧をかけないように岡田監督が言いだした。 【画像】街頭演説では淡いパープルのジャケットを着用…小渕優子の着こなしを見る(全7枚) しかし先週は阪神以外の「アレ」も多かった。まず小渕優子氏の涙のアレ。数日経ったが一体アレはなんだったのだろう。 《自民党の選対委員長に就任した小渕優子氏が9月13日に、党四役の就任記者会見に臨んだ際、9年前に表面化した自身の関連団体の不明朗な政治資金支出について問われた際、答える中で声を詰まらせ、涙声になった。》(日刊スポーツ9月17日) アレ……? なんで小渕氏が涙声? では9年前のアレについておさらいする。 「ドリル優子」の異名が誕生《2014年10月、小渕氏は、関連政治団体の不適切会計の問題が発覚したことで経済産業相を辞任した。収支報告書への虚偽記載は5年間で総額3億
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FNNがこの週末に実施した世論調査で、内閣改造後の岸田内閣の支持率は、38.9%で8月より2.6ポイント下がった。 福島第1原発の処理水の海への放出が始まる中、福島県産などの水産物には、8割近くが安心していると答えた。 調査は以下の方法で行った。 ▶: 2023年9月16日・17日 ▶電話調査(RDD 固定・携帯電話) ▶全国18歳以上の男女1,017人が回答 岸田内閣を「支持する」は38.9%。「支持しない」は56.1%だった。 支持率が30%台に落ち込むのは、2023年1月以来8カ月ぶりになる。 内閣改造については、「評価する」が33.3%、「評価しない」は49.8%にのぼった。 過去最多に並ぶ5人の女性閣僚を起用したことについては、65.1%が「評価する」と答えた。 一方、自民党の選対委員長に、小渕優子氏を抜てきした人事については「評価しない」が58.7%となった。 福島第1原発の処
第2次岸田第2次改造内閣で選対委員長に指名された小渕優子衆議院議員。過去のスキャンダルについて指摘されると…… 「あのとき起こったことは政治家として歩みを進めていくなかで、心に反省を持ち、決して忘れることのない傷としてその歩みを進めてまいりたい」 【写真あり】加藤勝信官房長官が小渕優子元経産相と「密会」した夜 涙ぐみながらそう語ったのは、自民党四役の選挙対策委員長に収まった小渕優子氏だ。 小渕氏といえば、ネット上で「ドリル優子」と揶揄されて久しい。 ’14年に経産相に就任したが、間もなくして後援会の収支報告書などで不透明な会計処理が発覚。選挙区内の有権者に自らの写真を貼ったワインを贈り、公職選挙法違反の疑いまで浮上した。 極め付きは東京地検特捜部の家宅捜索を受けた際、電動ドリルで破壊したパソコンのハードディスクが見つかったことで、経産相をわずか1ヵ月半ほどで辞任に追い込まれている。 冒頭の
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