読売方面から猛烈に吹き込んできていた解散風、当初から「解散はないだろう」と思いながらも、偉い人たちから「解散総選挙があるかもしれない」とか言われますと対応しなければならないのが調査する側の常。 【写真】裏方選挙調査屋、自民岩盤支持の右派層流出、維新「新自由主義」の無党派層 岸田文雄さんが記者会見で「今国会での解散は行わない」方針を示すことで、私たちの夏休みは救われました。 ありがとう、岸田文雄。 梅雨の合間で晴れ渡った空を見て、ああこんなに美しいものなんだと感動したのも良い思い出です。 その岸田文雄さんという人物は、A面では人間的に非常に善良で人を信じやすい面があり、重い決断をするまでに多くの人の話を聞き、最後まで詰めてから物事を進めようという優しい感性があります。重要な法案に関する決断ほど優柔不断に見え、批判する側からは「検討使」と揶揄されるのも、岸田さんの優しさや極力全員合意で重要な事
6月21日、第211回通常国会は閉会した――。野党第1党の立憲民主党が衆院に提出した内閣不信任決議案は16日午後の衆院本会議で否決されたことで、国会最終盤の永田町を騒然とさせた月内の「衆院解散」説に終止符が打たれた。 麻生太郎のスピーチに「ブチギレ」の河野太郎…何が起きたのか? 解散風が吹き止み、永田町・霞が関関係者が束の間の休息を得た今週、メディア各社は一様に“早期解散・総選挙騒動”の総括を行っている。朝日新聞(23日付朝刊)は「自信深める岸田派―閉塞感打破 長期政権化へ身内期待、『総裁派閥つつましく』冷ややかな目」と題し、リードで次のように書いている。 《岸田文雄首相率いる自民党岸田派(宏池会)で高揚感が広がっている。通常国会を延期せずに乗り切り、首相の在任期間も2年近くなり、自信を深めているためだ。他派閥は上滑りしているのではないかと、冷ややかにみている。「首相・総裁派閥だからこそ、
福島第一原発に溜まる「処理水」を基準を下回る濃度に薄めて海に放出する計画について、原子力規制委員会の山中伸介委員長は6月24日、試運転が行われている設備を視察した。海洋放出に関わる設備全体の性能を確認する最終的な検査を、28日から始めると明らかにした。 飯田)溜まる処理水はもはや限界にきています。 電力問題は国家の根本の問題谷口)このような形で進んでいるのは、とてもよいことだと思います。原子炉等規制法の改正により、原発を60年以上動かしてもいいという法律ができましたが、原発・電力に関することは一層進めて欲しいと強く思います。 飯田)そうですね。 谷口)これから暑くなっていきます。もし衆議院を解散するのであれば、大義として「電気代を下げるために原発をすべて稼働する」というような話をしてくれた方がいいなと思います。 飯田)大義として。 谷口)「電力代解散」をするのであれば、私は絶対に自民党に投
通常国会閉幕を受け、与野党は今秋の衆院解散・総選挙も視野に選挙準備を加速させる。自民党は最大のネックとなる公明党との亀裂修復に腐心。野党第1党の座を争う立憲民主党と日本維新の会は双方が候補上積みを図り、競合が必至だ。野党内に選挙区調整の機運は乏しい。 ◇常在戦場 「先送りできない困難な課題に一つ一つ答えを出す。この基本姿勢に照らして判断する」。岸田文雄首相は国会会期末の21日の記者会見で、解散時期について、こう述べるにとどめた。 複数の自民関係者によると、首相は会期末解散を探った時期もあった。年末になれば防衛力強化や少子化対策に伴う国民負担増に関する議論が再燃し、逆風が強まりかねないからだ。マイナンバーを巡るトラブル続出などで内閣支持率が下落に転じ、最終的に見送った。 ただ、与党は早期解散シナリオを排除していない。野党の準備が整う前が有利として、首相が今秋に解散に踏み切るとの観測は根強い。
報道各社が行った直近の世論調査で、岸田内閣の支持率が軒並み下落した。首相の長男で秘書官だった翔太郎氏に関する不祥事や、マイナンバー制度をめぐるトラブル対応への不手際が影響したことは間違いなさそうだ。一連の調査結果発表よりも一足早く岸田文雄首相は「今国会での解散」を否定していたわけだが、その理由はどこにあったのか? 【ちょっと見てられない画像、10枚】ご自慢の「4代目」とインスタライブでハシャぐ岸田夫妻。「初デートはどこ?」との質問に答えて、フリップで回答(岸田総理のInstagramより) 各社の調査によれば、内閣支持率は5月に比べて4~12ポイント下落し、不支持率が支持率を上回るメディアもあった。 結果的には解散を回避した判断がとりあえずは良かったということになりそうだが、そもそも解散風が強まっていく中、首相はどんな思いで情勢を見つめていたのだろうか。 「ウクライナ電撃訪問やG7広島サミ
最後まで解散風が吹き荒れ、与野党が神経戦を展開した通常国会が、6月21日、何事もなかったように、当初会期どおり閉幕した。与野党が対立した防衛財源法を始め、重要法はほぼすべて成立、政府与党幹部は「終わりよければすべてよし」と口を揃えた。 国会閉幕を受けて21日夕記者会見した、岸田文雄首相も「経済対策も含めて過去10年にない成果を出せた」と鼻高々だった。ただ、最終局面での「伝家の宝刀を抜くとみせて敵も味方も欺いたうえでの肩透かし」(自民長老)に、与野党双方から「やりすぎ」との批判、反発が噴出し、内閣支持率の再下落も重なって、「いい人の仮面がはがれ、解散カードも失った」(同)との厳しい見方も広がる。 岸田首相は「解散権の次は人事権」とばかりに、秋口までの党・内閣人事で岸田1強による政局運営の主導権を確立する構えで、すでに与党内では「さまざまな人事構想」が飛び交っている。しかし、こうした岸田流手法
今通常国会は、今日(6月21日)、会期末を迎える。 国の最高権力者である内閣総理大臣が、国権の最高機関である国会の衆議院議員全員の地位を失わせる「衆議院解散」が、いつ、どのような理由で行われるのか、というのは国のガバナンスの根幹にかかわる問題だ。 その衆議院解散をめぐって大きく揺れたのが今国会最終盤だった。そこでは、岸田首相自身が、解散を考えていることを仄めかして「解散風」を煽る場面もあった。そこには、「三権分立」という憲法の基本原則、そして、衆議院解散に関する憲法の規定との関係で、重大な疑問がある。 「解散風」を煽り、2日後に「否定」した岸田首相 6月15日、官邸での「ぶら下がり会見」で、岸田文雄首相は、野党が内閣不信任案を出した場合の対応を問われ、 「立憲民主党が内閣不信任案を出すというのであれば、内閣の基本姿勢に照らして即刻否決するよう、先ほど茂木幹事長に指示を出しました」 と述べ、
いつもどおり、生真面目で淡々とした口調だった。しかし、その腹の中では――。 「今国会での解散は考えておりません」 【写真】立憲民主党の泉健太代表は内閣不信任案を提出したと発表したが、即否決された 6月15日、岸田文雄首相は衆議院の解散を否定した。翌16日に立憲民主党が提出する内閣不信任案を受け、解散総選挙へと踏み切るはず……。多くのメディアが “既定路線” として報じるなかでの決断だった。 「解散しなかったというより、“できなかった” というのが真相です。G7広島サミットで支持率を上げ、会期末に解散する計画は確かにありました。 しかし、支持率は一時上がりましたが、マイナンバーの運用トラブルや、当時秘書官だった長男・岸田翔太郎氏の公邸での “宴会騒動” など、不安要素がどんどん大きくなってしまいました。首相は悔しい思いをしていると思います」(自民党中堅議員) 政治ジャーナリストの野上忠興氏も
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