中古車販売大手「ビッグモーター」の川崎店前の植栽が無断で伐採された事件で、神奈川県警は16日、同社を道路法違反の疑いで横浜地検に書類送検した。当時本社勤務だった社員(51)(器物損壊容疑で逮捕)ら男3人も同法違反容疑で書類送検した。県警は、関係者の供述や資料などから、伐採が社命の下で行われたと判断した。 発表によると、同社と男3人は共謀して2022年10月12日、川崎店前の歩道に植えられたオオムラサキツツジ6本(10万円相当)を川崎市に無断でのこぎりを使って伐採した疑い。
解雇されたXさん。その後、会社から届いた離職票を見て驚愕(きょうがく)! そこには「労働者の個人的な事情による離職」と書かれていたからです。いや・・・解雇されたのよ。 Xさんが提訴。解雇は違法だし、離職票へのウソの記載も違法だ、と主張して損害賠償請求訴訟を提起しました。結果はXさんの全面勝訴。(ビッグモーター事件:水戸地裁 R5.2.8) 上司はXさんに「俺が今日ここに来た意味分かるよね? クビで。ということなんでさっさと荷物をまとめて帰ってください」と言ったと認定されています。 以下、わかりやすく解説します。(弁護士・林 孝匡) ※ 争いを簡略化した上で本質を損なわないよう一部フランクな会話に変換しています 事件の概要▼ 工場長が不満を持つ 発端は、Xさんと工場長とのトラブルです。工場長が就任する前からXさんは、整備部門で修理工程の作成や工程の管理を実質的に取り仕切っていたのです。 工場
自動車保険の保険金不正請求問題に端を発した経営危機が続く中古車販売大手ビッグモーター(BM、東京)に対し、主力取引銀行の三井住友銀行が300億円のつなぎ融資を行う方針であることが12日、分かった。社会的な信用が低下したBMへの融資はリスクを伴うが、伊藤忠商事など3社が再建支援を検討中で、破綻回避を優先し資金繰りを支える必要があると判断した。 【口コミ】新規出店前に高評価 青森のビッグモーター、削除 他の取引銀行であるみずほ銀行や三菱UFJ銀行、地方銀行などの対応が焦点。伊藤忠などが検討中の再建支援は、可否の判断が来春になる見通しだ。支援交渉が不調に終われば、融資の回収が困難になる恐れがあるため、銀行側はBMの不動産や売掛金など十分な担保を取る方針だ。 伊藤忠はニッポンレンタカーサービスを傘下に持つ東京センチュリーの筆頭株主で、高級輸入車販売のヤナセ(東京)も連結子会社に抱える。グループで手
ビッグモーターへの聴聞手続きが実施される予定だった部屋=さいたま市の関東財務局で2023年11月21日午前9時35分、町野幸撮影 金融庁は21日、自動車保険の保険金不正請求問題を起こした中古車販売大手ビッグモーター(東京)に、行政処分を科す前に同社側の意見を聞く「聴聞」の手続きを実施した。同社は聴聞を欠席し、代わりに陳述書を提出した。金融庁は同社の保険代理店登録を30日付で取り消す方針で、近く処分を正式決定する。 【図でわかる】ビッグモーターはこうやって修理代を水増しした ビッグモーターは顧客の車両を故意に傷つけて保険金を水増し請求する不正をしていた。金融庁は9月からビッグモーターへの立ち入り検査を始め、不正請求や企業統治(ガバナンス)の問題を調べていた。その結果、取締役会を開いていないなど、企業統治体制に不備があり、保険契約者の保護に問題があると判断した。ビッグモーターと代理店契約を結ん
中古車販売大手ビッグモーターが車検や整備で不正をしたとして、国土交通省は13日、立ち入り検査をした34事業場に対し、道路運送車両法に基づく行政処分を科すと発表した。34カ所全てで整備を行うための国の認証を停止させる。うち12カ所は最も重い処分である民間車検場の指定取り消しとする。 【写真まとめ】あなたの街は? ビッグモーター前の街路樹枯れ 国交省によると、検査によって「不正車検」を16カ所で確認したほか、10カ所では同社が検査に対し虚偽の説明をしたと認定した。 同社を巡る一連の問題が表面化して以降、監督官庁による行政処分は初めて。各地方運輸局が20日、同社から説明を聞く「聴聞」を開催し、処分を確定させる。同法に基づく一斉処分としては異例の規模となる。 同社は全国で250店以上を展開。店舗併設の整備工場など135事業場で、民間車検場の指定や整備に必要な認証を国から受けている。このうち24都道
損保ジャパンの白川儀一社長は8日都内で会見し、中古車販売大手のビッグモーターによる保険金の不正請求問題を受けて、辞任を表明した。 【画像】損保ジャパン会見の様子はこちら 白川社長は、ビッグモーターの不正の可能性を把握していながら、大手損保で唯一、取引を再開したことについて「疑義の追及に時間をかけるよりも、今後の被害拡大を防ぐため厳しい再発防止を条件に、(損保ジャパンの契約者が事故を起こして壊れた車の)入庫再開をすることが、これから入庫するお客様にとっても、当社にとっても、ベターと判断した」と述べた。 その上で「損保会社3社を代表して疑義を追及してきたので、競合他社に現在の取引が大きくシフトする強い懸念を持っていたことも事実」と述べ、ビッグモーター社との取引を重視したため、取引を再開したことを認めた。 白川社長によると、損保ジャパンとビッグモーターとの取引が始まったのは1988年で、その後各
中古車販売大手ビッグモーター(BM)による保険金の不正請求問題で、同社と関係が深い損害保険ジャパンが昨年、一時見合わせていたBMとの取引を再開した詳しい経緯がわかった。BMがまとめた調査報告書は、組織的不正がなかったかのように内容が変わっていたが、白川儀一社長はその事実を知りながら「クロ(不正あり)と推測されるが、覆すのは困難」などと社内で発言。BMとの関係維持を優先し、追加調査せずに取引を再開するよう提案していた。 【写真】「昼飯食べるな」、異常な降格…ビッグモーターの社風、元社員が証言 白川社長と、親会社SOMPOホールディングスの桜田謙悟会長は8日午後に記者会見し、白川社長の退任を発表する見通し。金融庁もこうした事実を把握しており、両社への立ち入り検査でさらに詳しく調べる。
【読売新聞】 中古車販売のビッグモーターが、アルバイト従業員を含む全社員に対し、社内の情報を口外、流出させないよう、誓約書を書かせる通達を出したことが分かった。社内のパワハラや顧客の不利益となる販売の実態などが、社員による報道機関へ
中古車販売大手「ビッグモーター」の店の前の街路樹が枯れるなどしている問題で、神奈川県警は器物損壊の疑いで県内の3店舗に家宅捜索に入った。 【画像】ブルーシートで覆われた店舗内 川崎店、藤沢店、平塚四之宮店に家宅捜索 神奈川県警が器物損壊の疑いで家宅捜索に入ったのは、ビッグモーターの「川崎店」「藤沢店」「平塚四之宮店」の3店舗。 神奈川県や川崎市によると、藤沢店と平塚四之宮店では店の前の街路樹が不自然に枯れていたため県が伐採し、川崎店では店の前の低木が何者かに勝手に伐採されていたという。 また、県や市が実施した土壌調査では、3店舗のうち藤沢店と平塚四之宮店で街路樹が植えられていた土壌から除草剤の成分が検出されていた。 ビッグモーターの店舗への強制捜査は、全国で初とみられる。 神奈川県警は8月までに店舗前の土の採取をしていて、除草剤がまかれた経緯などをくわしく調べている。
保険金の水増し請求や顧客への暴言、街路樹への除草剤散布など相次ぐ問題の発覚を受け、「破綻」の瀬戸際にあると伝えられる中古車販売大手「ビッグモーター」。実はいま、元従業員から起こされた訴訟でも「窮地」に立たされ、裁判所から“最後通牒”を突き付けられているという。 【写真を見る】「さすがにデカすぎ」成金趣味全開な“20億円の自宅”には茶室に噴水、滝まで… 兼重氏が住む約500坪の大豪邸と、別荘2棟の全容をみる *** 9月から全店舗で営業時間を短縮したビッグモーターは、その理由をノルマや利益至上主義に象徴される「労務環境を見直すため」と表明。しかし国交省は「具体的な行政処分の検討に入っている真っ最中」(全国紙社会部記者)といい、同社を取り巻く環境は厳しさを増す一方だ。 一連の不祥事によって7月に引責辞任した同社の兼重宏行・前社長は、最後の会見で組織的関与を否定し、現場の社員などにすべての責任を
直近3年半でなんと推定1万5000人が退職 理不尽な理由で解雇の標的となった従業員を ″自主退職″に追い込む非道な手口をすべて明かす! 「これまで自動車関連を含め、複数の会社に勤めてきましたが、ビッグモーターはおかしなことが多々ありました。企業のコンプライアンスなど存在せず、国のルールより会社のルールを大事にしていた。とくに人事に関しては最後まで慣れなかったですね。あの頃は毎日が苦しくて、苦しくて……今も当時を思い出すとつらかった日々がよみがえります」 「あいさつ不備」「髪の毛の色」でその日に解雇…元社員が不当解雇を訴えたメール全文【画像】 そう告白するのはビッグモーター在籍時、″クビ切り担当″として何人もの従業員を自主退職に追い込んだAさんだ。 8月11日、水戸地裁は不当解雇を訴えていた同社の車両整備士の30代男性の主張を認め、ビッグモーター側に450万円の賠償を命じた。 FRIDAYが
Published 2023/08/31 20:39 (JST) Updated 2023/08/31 22:39 (JST) 京都府警は31日、中古車買い取りの査定をしていた同業他社の男性の両肩を突き飛ばしたとして、暴行の疑いで、ビッグモーター社員小川堅太郎容疑者(29)=大阪府大東市=を現行犯逮捕した。府警によると「スマホをつかんだだけで暴力は振るっていない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は、31日午後0時半ごろ、京都府南丹市の訪問先で、別の中古車販売業の男性(24)の両肩を突き飛ばした疑い。 2人はこの訪問先で鉢合わせて口論となり、男性がスマートフォンを取り出して撮影しようとした際、小川容疑者が突き飛ばしたという。男性にけがはなかった。
これは24日朝、ビッグモーターの和泉伸二社長が、社員に向けて送ったビデオメッセージです。保険金の不正請求や店舗前の街路樹伐採など、この 1カ月間に様々な“疑惑”が浮上したビッグモーター。静岡県では浜松市と富士市のビッグモーターの店舗前で、街路樹が不適切に撤去された可能性が浮上していて、行政によって現在も調査が進められています。 今回、番組が独自に入手した社長のメッセージ動画。これまでの会社の体質を反省する言葉も。 ビッグモーター 和泉伸二社長:「私が社長に就任してから3週間以上が経過した。今回の問題に直面し、日々議論をする中で、毎日のように出てくるさまざまな問題の本当の要因は、事業規模の拡大に組織や体制が全く追いついていなかった。そして当社の常識が世の中の常識と合っていなかったことに尽きると考えている」 「世の中の常識」と「ビッグモーターの常識」が違っていたと述べた和泉社長。高すぎた目標設
相次ぐ不正へ、ついに制裁が下された。 8月14日、メガバンク3行をはじめとする銀行団が、ビッグモーターからの「借入金90億円の借り換え要請」を拒否したことがわかった。その影響を、経済アナリストの中原圭介氏が解説する。 【独占入手】「自主退職として処理出来るように」と圧力をかけ…本部と上司のLINEのやりとり実物写真 「顧客離れに歯止めがかからない現状を受けて、銀行団は融資のリスクが大きいと判断したのでしょう。今後の融資についても同様に行わない可能性が極めて高く、事実上の取引停止を意味しています。他の銀行もメガバンクの判断に追従すると考えられます。経営破綻の可能性が、いよいよ現実味を帯びてきました」 ビッグモーターの8月第1週の中古車販売台数は672台に急落。8月全体での販売台数も2500台程度と見込まれ、月に1万~1万5000台を売り上げていた勢いは見る影もない。現役幹部が語る。 「社内は
保険金の不正請求や、街路樹への除草剤散布、上司からのパワハラなど醜聞が絶えないビッグモーター。企業としての存続も危うくなってきたようだ。 【写真あり】植栽をコンクリ舗装したビッグモーター イオンモールかほく店 8月14日、同月半ばに返済期限を迎えるビッグモーターの借入金90億円について、銀行団が借り換え要請に応じない方針であることが判明した。自動車保険の不正請求問題で、顧客離れが進み中古車の販売台数が落ち込んでいることから、リスクがあると判断したとみられている。 ビッグモーターの’22年9月期の売上高は推定約5800億円。’22年9月末時点で現預金も約320億円ほどあり、当面の事業継続や借入金の返済は可能だという。しかし、この”安泰”も長くは続かないと経済ジャーナリストは指摘する。 「日経新聞によると、ビッグモーターの銀行借入残高は計600億円前後だそうですから、返済のためには土地や建物な
この状況になった現在も、意外にもビッグモーターで退職者はほとんど出ていないのだという。 【マンガ】外国人ドライバーが岡山県の道路で「日本やばい」と驚愕したワケ 保険金不正請求の横行に加え、店舗周辺の街路樹に除草剤を撒いていたことまで発覚。7月26日にはワンマン経営者として知られた兼重宏行氏(71歳)が社長を退いたのだから、辞める社員が続出しそうな気もするが……。 ビッグモーターの問題を追及してきた自動車生活ジャーナリストの加藤久美子氏が言う。 「新社長に就任した和泉伸二氏(54歳)の人望によるところが大きいと思います。彼を知る人たちの間では『山口県で200人以上を束ねていた暴走族元総長』と言われていて、現場から叩き上げで上り詰めた人物。兼重前社長への忠誠心で出世したという報道もありますが、実際は会社を立て直せるのは誠実で実直な和泉氏しかいないという判断だったのでしょう」 社員からは「任侠映
【自宅(東京都・目黒区)約470坪 推定60億円】周囲を高さ8mの外壁が取り囲む〝要塞〟。かつてはソニー創業者の故・盛田昭夫氏も居を構えたことがある超一等地だ 「お客様の数は激減しています。今までは週末なら1日10件ほど売買契約がありましたが、現在は3~4件。酷(ひど)い店では0件のところもあるそうです。不正の実態が表沙汰になって3週間が経ちますが、今も本部からノルマの変更連絡は来ていません。この期(ご)に及んでまだ利益を求めるのかと、怒りを通り越して呆れています」(営業部門に勤務する中堅社員) 【教育教育死刑死刑…】独占入手!激しい言葉でまくし立てる「罵倒LINE」公開 大きな波紋を広げている中古車販売大手『ビッグモーター』の自動車保険金不正請求問題。6月26日に第三者委員会が調査報告書を提出する以前から、FRIDAYは数々の不正疑惑について追及を続けてきた。5月5日号では現役工場長が客
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