パ王者のオリックスは日本シリーズ第3戦(23日、東京ドーム)でヤクルトに競り負けた。対戦成績1勝2敗とリードを許したが、本塁打王の〝ラオウ〟杉本裕太郎外野手(30)には待望のシリーズ初アーチが、主砲の吉田正尚外野手(28)も2打席連続二塁打を放つなど打線は上げ潮ムード。巻き返しは十分可能だ。 【写真】ラオウポーズも飛び出した 日本一なら「師匠超え」も夢ではない。試合には敗れたものの、同点弾を放ったオリックス・杉本に、早くも「イチロー超え」の声が高まっている。もっとも打撃成績のことではない。今オフ、急騰が予想される年俸のことだ。 杉本はプロ6年目とはいえ昨季途中から一軍での出場機会が増えたため、今季年俸は1400万円。他球団の主軸打者に比べると格安だった。だが、今シーズンは中嶋監督の期待に応え、チームの主砲として大ブレーク。32本塁打で本塁打王に輝いたばかりか、打率もリーグ3位の3割1厘をマ