2019年参院選を巡る大規模買収事件で、河井克行・元法相(61)から現金を受領した地元政治家を取り調べた東京地検特捜部検事(当時)の男性が取材に応じ、「不起訴をほのめかし、客観証拠に沿うよう供述を誘導したことがある」と証言した。事件では、別の検事が元広島市議に不起訴を示唆して自白調書に署名させた疑惑が問題化したが、男性も特捜部が描いた構図に従い、「自白獲得に奔走していた」と明かした。 【図解】供述誘導疑惑の構図…東京地検特捜部と買収側、被買収側の関係
2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、東京地検特捜部の検事が元広島市議の供述を誘導したとされる問題で、最高検は25日、検事の発言が「不起訴となることを期待させるものであったことは否定しがたい」として、取り調べが不適正だったとする内部調査結果を公表した。内部で指導したとして懲戒処分の対象とはしなかった。上司の検察幹部の関与は認められないとし、組織的な指示は否定した。 【図解】そもそも…検事と元市議の間でどんなやり取りがあった? 調査は、職員らの違反行為を調べる最高検監察指導部が担当。結果はA4判12ページにまとめられた。最高検は、取り調べの適正確保に向けた指導教育を強化するよう全国に通知した。 供述誘導を訴えていたのは河井克行元衆院議員(60)から現金30万円を受領したとして公職選挙法違反(被買収)に問われた元広島市議の木戸経康(つねやす)被告(68)=1審で有罪、控訴中。20
2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反で実刑判決が確定した元法相の河井克行元衆院議員(60)が29日、服役していた栃木県内の刑務所から仮釈放された。関係者への取材で判明した。 【写真まとめ】うつむき…2019年10月、法相の辞表を提出直後の河井氏 河井元議員は21年6月、1審・東京地裁で懲役3年、追徴金130万円の実刑判決を受けた。21年10月に控訴を取り下げ、収監されていた。24年が服役満期だったが、刑務所内の生活態度などが考慮され、仮釈放が認められたとみられる。 確定判決によると、河井元議員は19年3~8月、妻の案里元参院議員(50)=1審で有罪確定=を当選させる目的で、広島県議や首長ら100人に総額約2870万円を配った。【飯田憲】
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、検察当局が20年1月に河井克行元法相(60)=服役中=の自宅を家宅捜索した際、当時の安倍晋三首相をはじめ安倍政権の幹部4人から現金計6700万円を受け取った疑いを示すメモを発見し、押収していたことが7日、関係者への取材で分かった。検察当局は、元法相が広島県内の地方議員や後援会員に現金を配り回った買収の原資だった可能性があるとみて捜査していたという。 【図解】大規模買収事件を巡る金の流れ 関係者によるとメモはA4判。上半分に「第3 7500万円」「第7 7500万円」と書かれ、それぞれ入金された時期が付記されている。その下に「+(プラス)現金6700」と手書きで記され、さらにその下に「総理2800 すがっち500 幹事長3300 甘利100」と手書きされていた。 「第3 7500万円」と「第7 7500万円」の記載について東京地検特捜部
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、検察当局が20年1月に河井克行元法相(60)=服役中=の自宅を家宅捜索した際、当時の安倍晋三首相をはじめ安倍政権の幹部4人から現金計6700万円を受け取った疑いを示すメモを発見し、押収していたことが7日、関係者への取材で分かった。検察当局は、元法相が広島県内の地方議員や後援会員に現金を配り回った買収の原資だった可能性があるとみて捜査していたという。 【関連記事】メモ魔の記録「総理、すがっち、幹事長、甘利」 政権中枢の4人、案里氏を全面支援 【関連記事】二階氏、提供否定「案里って何者よ」 【関連記事】甘利氏「100万円は陣中見舞い。他にも一律に」 【解説】政権の闇、解明欠かせず 関係者によるとメモはA4判。上半分に「第3 7500万円」「第7 7500万円」と書かれ、それぞれ入金された時期が付記されている。その下に「+(プラス)現金67
世間に広く知られた出来事、制度、慣習。その「裏面」には、私たちからは見えにくい事実や疑問、物語が潜んでいる。記者が足を運び、関係者の証言や記録に迫った。 この連載は全6回です。 このほかのラインアップは次の通りです。 第1回 ドーハの悲劇、お守りに託した思い ゴール下に埋めた祈り 第3回 つながりたいのにつながらない? 相談ダイヤルの向こう側 第4回 林前横浜市長、IR巡り初めて明かした菅前首相への「直訴」 第5回 刺殺された石井紘基氏が残したメモ 教団と闘う住民支える「覚悟」 第6回 結婚しなきゃいけないの?「官製婚活」廃止した市長の真意 「河井元法相の指示だった」 私たちが唯一、その男性の近況を知ることができた数本のユーチューブ動画は、取材を進めていた2022年の暮れ、一斉に削除された。映っていたのは横浜市のネットコンサルタント業者の男性(38)。19年参院選の買収事件で公選法違反に問
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、元法相の河井克行元衆院議員(58)=実刑確定=らから現金を受領したとして公職選挙法違反(被買収)容疑で告発され、東京第6検察審査会が「起訴相当」と議決した35人のうち、広島県議ら34人について、東京地検特捜部は事件を広島地検に移送したと4日付で告発人に通知した。広島地検は近くこの34人を起訴するとみられる。検察当局は21年7月に受領側100人を一律で不起訴にしたが、議決を受けて判断を一転させた。 35人を起訴相当、46人を不起訴不当とした議決が今年1月に公表され、東京地検特捜部が計81人の再捜査を進めていた。関係者によると、起訴相当の35人は大半が容疑を認める一方、最初の捜査では容疑を認めながら否認に転じた地方議員もいるという。
2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、自民党本部が河井案里元参院議員(有罪確定、当選無効)の陣営に提供した1億5千万円について、党総裁の岸田文雄首相は「買収原資として使われなかったことは、十分説明された」との認識を示した。31日投開票の衆院選で、中国新聞社が広島県内7小選挙区の候補者を対象に実施したアンケートで答えた。 【一覧】1.5億円、首相らの説明は【衆院選候補者アンケート結果】 党本部が案里氏と夫の克行元法相(実刑確定)側に1億5千万円を提供した問題で、党本部の説明は十分だと思うかという問いに、岸田氏は3択から「十分だ」を選択。記述部分で「党本部の資金が買収原資として使われなかったことは、河井夫妻側が作成し、第三者の確認を経て総務省に届け出がなされ、公表もされている資料で十分説明された」と回答した。 岸田氏は11日の衆院代表質問で、党総裁就任前の9月に当時の党執行部が1
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