東京都知事選(7月7日投開票)に28日、元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(75)が無所属で出馬する意向を明らかにした。田母神氏は平成26年2月の都知事選にも石原慎太郎元都知事らの支持を受けて出馬し、61万票あまりを獲得した。しかし、落選後にこの選挙を巡って東京地検特捜部の捜査を受け、運動員に現金を配ったとして公選法違反(運動員買収)罪で有罪判決が確定し、公民権停止5年の処分も受けていた。 【イラストでみる】東京都知事選の主な候補予定者 ■前回は石原慎太郎氏らが支援 田母神氏は昭和23年7月、福島県出身。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入隊し、平成19年に航空幕僚長に就任した。20年に退官した後は軍事評論家として活躍。26年の都知事選では、首都直下地震などの災害対応で自衛隊のさらなる活用などを訴えた。落選後は、同年12月の衆院選で石原氏らが所属する次世代の党公認として東京12区から出馬し