「米騒動」のきっかけとなった細川を出迎える立浪監督。サヨナラ負け後は「打つ方は点が取れない。昨年よりひどい状態」とおかんむり=22日、京セラドーム 球団史上初の2年連続最下位へまっしぐらの中日。22日の阪神戦(京セラ)もサヨナラ負けで1959年以来64年ぶりの敵地13連敗、借金も95年以来28年ぶりに「25」まで膨らんだ。選手たちに元気がないのは、今月初めに試合前の食事会場で勃発した「令和の米騒動」のせいかもしれない。立浪和義監督(54)が得意のトップダウンで突如、炊飯器を撤去し白米の提供を禁じたのだ。大物助っ人が異議を唱えて投手陣はすぐに制限が撤回されたものの、今季も12球団ワースト貧打の野手陣には身内からの〝兵糧攻め〟が続いている。 (山戸英州) ◇ 体が資本のプロ野球選手。毎試合前にケータリングで中日の選手やチーム関係者に提供される食事は、管理栄養士の指導のもとバランスの良いメニュー
<阪神4-3中日>◇22日◇京セラドーム大阪 中日が痛恨のサヨナラ負けで、64年ぶりに球団ワースト記録に並ぶ敵地13連敗を喫した。 【写真】ベンチで帽子をとり厳しい表情の立浪監督 同点の10回、7番手田島慎二投手が2死から1安打2四球と崩れ、大山にサヨナラ打を浴びた。立浪監督は「記録のことを言ってもしょうがない。ビジターでホームより点を取られ、打つ方が点が取れない。昨年よりひどい状態。投手は攻める気持ちを持ってやってもらわないと」と怒りを押し殺してコメントを選んだ。借金も95年以来となる今季最多25にふくらんだ。 ▽中日フェリス(同点の8回1死一、二塁で来日初登板。後続を切り初ホールド)「勝負することを心がけた。最高の出来です」
立浪竜が岡田阪神に大敗し、再び「借金15」に陥ったのは6月29日だった(7月2日現在も)。自力優勝ウンヌンは首位チームの戦況次第でまた復活するが、ペナントレース70試合目でこうしたマイナスの話題が出るのは、ファンにとっては情けない限りである。 「今年3月、WBCを前に侍ジャパンの壮行試合で中日が勝ちましたよね。侍ジャパンに勝った唯一のチームですよ。『ひょっとしたら?』と期待していたファンも少なくありませんでした。それが『借金15』、期待していた分、ファンの失望感も大きかったようです」(名古屋在住メディア関係者) その「借金15」がヤバイのだ。2016年、当時の谷繁元信監督(52)の途中休養が発表されたときの借金は「15」。立浪和義監督(53)の前任監督の与田剛氏(57)も21年シーズン、133試合目で「借金15」に到達したときに退任の方向がスポーツメディアで伝えられ、最終的には「16」でユ
セ・リーグ最下位の中日は交流戦でも6勝10敗1分けの不振。6月18日現在で首位阪神とは15ゲーム差。交流戦はあと1試合を残すものの、浮上の兆しがないまま、リーグ戦再開を迎えそうだ。立浪和義監督(53)は今季が3年契約の2年目。一寸先は闇のプロ野球で、記録的な連敗など、今後も低迷を極めれば既定路線とされる来季続投にも暗雲が垂れ込めてくる。しかし、たとえ今季途中で退任となっても、球団は次期監督の人選に頭を悩ますことはなさそうだ。球団OBには山本昌、岩瀬仁紀、井端弘和、福留孝介……、黄金時代を支えた、そうそうたる面々がスタンバイしているが、候補者乱立とはならないとみられている。 【写真30枚】「このコスチューム、目のやり場に困る」ミニスカ&モフモフの期間限定新コスチュームで“きつねダンス”がお披露目 中日は6月18日までの日本ハムとの3連戦(バンテリンドーム)に全て敗れた。日本ハムには昨季同様に
プロ野球交流戦も終盤。6月16日に本拠地・バンテリンドームで、日本ハムを迎え撃った中日ドラゴンズは、またしても好機で点が奪えず、1‐2で敗戦。6月14日のロッテ戦以降、3試合連続で僅差のゲームをものにできず、これで通算成績は23勝37敗。またも借金は14となった。 【ランキング】2022年のプロ野球12球団で「最低の監督は?」 試合は、中日の先発・小笠原と日ハムの先発・上沢がともに好投。1点を争う投手戦の中、日ハムは1‐1で迎えた4回表2死一、三塁から、一塁走者の上川畑が二盗する素振りを見せて小笠原のけん制を誘い、その間に、三塁走者の万波が本塁を陥れる奇襲に成功。結果的に、この1点が決勝点となる後味の悪い負け方となった。 中日もまったく見せ場がなかったわけではない。7回裏、1死一、二塁のチャンスをつくると、立浪和義監督は積極的に動いた。 7番石橋に代えて、ここ4試合、スタメンを外れていた石
中日・立浪和義監督への評価が分かれている。我慢して若手起用を続けており育成への期待度は高い。しかし時折顔を見せるスパルタ方式への批判もある。今後、勝利という結果とともに名将になることが期待されるが……。 【写真】「想像を絶する」とコーチも酷評 プロ野球史に残る“ザル守備”を見せた選手がこちら 中日は今季も開幕ダッシュに失敗し、いまや定位置となってしまった感もある最下位に沈んでいる。今季が2年目の立浪ドラゴンズに対して早々と諦めムードも出始めているが、風向きが少しづつ変わり始めている。 「立浪監督が就任時に掲げた投手陣を中心にした野球はできている。昨年までも定評があった投手陣のレベルがさらに上がった。もちろん点を取らないと勝てないが、今の投手陣ならどこが相手でも良い勝負はできる」(中日OB) エース大野雄大が左肘の手術で長期離脱したものの、同じ左腕の小笠原慎之介にエースの風格も出てきた。加え
シーズン初戦での“熱投”が波紋を広げている。 3月31日にプロ野球のセ・リーグが開幕。昨季最下位からの捲土重来を期する中日は、敵地で巨人と対戦。6対3で接戦をものして白星スタートを切った。 【動画】中日・小笠原慎之介が見せた145球の熱投シーンをチェック 幸先良く勝利を飾った中日だったが、立浪和義監督をはじめとする首脳陣の采配に疑問符がつけられた。というのも、先発した左腕・小笠原慎之介が120球を超えてもなお続投をしていたからである。 結局、1点をリードしていた8回2死までこぎつけるも、一、二塁のピンチで中田翔にライト線への2点タイムリースリーベースを打たれた小笠原は145球で無念の降板。ベンチに下がった際にはがっくりと肩を落とし、目には涙が浮かんでいた。 チームの内情を思えば、先発投手を長く投げさせたいという事情は理解できなくはない。というのも、中日は今月29日に昨季のセ・リーグ最優秀救
中日・阿部寿樹内野手(32)と楽天・涌井秀章投手(36)の交換トレードが15日に成立したが、中日内外で阿部の放出を巡って賛否が分かれている。 【写真】なぜか球場で釣り竿を垂らす涌井 立浪監督就任1年目の今季は6年ぶりの最下位に沈んだが、最大の要因は12球団ワーストの414得点、62本塁打と深刻な得点力不足であることは明らか。そんな中で133試合に出場して打率2割7分をマークし、9本塁打、57打点といずれもビシエドに次ぐチーム2位の成績を誇った阿部のトレード放出に対し、中日OBは「驚いた。ただでさえ貧打が深刻なのに、頼りになる阿部は出すべき選手じゃなかった。正直、これは理解できない。来季の中日にとってかなり痛手となるのでは」と危惧する。 チーム関係者も「二塁のポジションを若手に切り替えるにしても、未知数な部分がありすぎる。マスター(阿部の愛称)のようなベテランの存在は不可欠。今回のトレードは
◇17日 広島1x-0中日(マツダ) まさかの”1球サヨナラ負け”―。中日の根尾昂投手が両チーム無得点で迎えた延長11回2死二塁で6番手として登板し、プロ初のサヨナラ打を許した。このイニングは藤嶋がマウンドに上がったものの、代打松山の場面で立浪監督は根尾を起用。初球の149キロを中越え二塁打された。敗戦投手は藤嶋。 【写真】ひざに手をついてうなだれる根尾 立浪監督は極限の場面での根尾起用について、「力勝負でいきたいと。根尾には酷な場面で出してあれですけれど、内角を狙ったボールが真ん中にいってしまったのでね…」と振り返り、「別に根尾を責めるあれもなく、そういう問題ではなくて、その前に1点も取れなかったことの方が問題です」と20イニング無得点となった攻撃陣に敗因を求めた。 試合は9回まで無得点で延長戦に突入。打線は初回に2死一、二塁の好機を生かせず、9回まで広島・九里に4安打と封じられた。 先
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く